サツマイモ品種・系統のサツマイモネコブセンチュウ個体群に対する抵抗性の違い

サツマイモ品種・系統のサツマイモネコブセンチュウ個体群に対する抵抗性の違い

レコードナンバー670826論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011693NACSIS書誌IDAN10453166
著者名佐野 善一
岩堀 英晶
立石 靖
甲斐 由美
書誌名日本線虫学会誌
別誌名日本線虫学会誌
発行元日本線虫学会
巻号,ページ32巻・ 2号, p.77-86(2002-12)ISSN09196765
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抄録線虫抵抗性品種の効率的な育成や適切な栽培、線虫密度抑制に有効な作付け体系の開発に役立てるため、サツマイモネコブセンチュウに対するサツマイモの抵抗性を調査した。1)産地が異なる線虫4個体群のサツマイモ主要24品種における増殖率(産出卵数/接種虫数)を調査し、各品種の抵抗性を比較解析した。これらの品種は、①4個体群とも増殖率が11以上となる抵抗性弱の9品種、②西合志個体群のみに抵抗性の3品種、③つくば個体群のみが大きく増殖し、他の3個体群には抵抗性強の5品種、④4個体群とも増殖しないか、増殖がわずかな7品種の4群に大別できた。2)サツマイモ13品種・系統の本線虫4個体群に対する抵抗性を産出卵嚢数によって比較した。これらの品種・系統も、①4個体群いずれもが多数の卵嚢を産出する抵抗性弱、②4個体群とも産卵が少ない抵抗性強~やや強、③一部の個体群のみが多数産卵する特異的抵抗性に分かれた。3)沖縄および種子島特産紅イモ4品種の、本線虫4個体群に対する抵抗性を産出卵嚢数によって比較した。形態形質が類似した宮農36号と種子島紫1では、つくばと益城個体群は共に多数産卵したが、西合志と都城個体群の産卵は見られなかった。形態形質が類似した備瀬と種子島紫7でも、西合志と都城個体群は産卵しなかった。しかし、つくばと益城個体群は備瀬での産卵は少なかったが、種子島紫7ではともに多数産卵した。以上の通り、サツマイモ品種のサツマイモネコブセンチュウに対する抵抗性は、線虫の個体群間で明らかな差異が認められた。
索引語個体群;品種;抵抗性;サツマイモ;産卵;線虫;増殖;産出;系統;ネコブセンチュウ
引用文献数28
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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