果樹園跡地における黒毛和牛の放牧行動パターンおよび血液性状に関する研究

果樹園跡地における黒毛和牛の放牧行動パターンおよび血液性状に関する研究

レコードナンバー670861論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003018NACSIS書誌IDAA11581705
著者名林 恵介
宮川 創
衛藤 哲次
ほか2名
書誌名九州大学農学部農場研究報告 = Bulletin of the Kyushu University Farm
別誌名農場研究報告
発行元九州大学農学部附属農場
巻号,ページ11号, p.36-45(2003-03)ISSN13465643
全文表示PDFファイル (717KB) 
抄録果樹園跡地における黒毛和牛放牧システムを確立することを目的とし、放牧牛の血液性状および体重から健康状態を調査し、さらに放牧牛の行動と植生の関係について検討を行った。かつてミカンの栽培が行われていた果樹園跡地約1.86haに黒毛和種繁殖雌牛3頭(平均87ヵ月齢、平均体重544kg)を2001年8月から放牧した。その結果、放牧開始から3日間において急激な体重の減少(27.7±7.6kg)とカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン)の血中濃度の上昇が見られた。しかし、その後放牧牛の体重および採食時間、反芻時間は速やかに増加した。放牧牛はクズを主に採食し、その結果放牧開始53日目にはクズはほとんど見られなくなった。また、53日目の採食時間は他の調査日とは異なり、GT/RT(採食時間/反芻時間)値も他の調査日とは異なっていた。したがって、GT/RT値の変化は採食構成の変化を示す可能性が推察された。本実験において放牧牛が果樹園跡地のような新しい環境に速やかに馴致することが明らかとなった。果樹園跡地を牛肉生産の場として長期利用するためには適正な放牧圧や植生動態に及ぼす放牧牛の嗜好性の影響についての検討が必要である。
索引語放牧;果樹園;採食;時間;体重;調査;和牛;行動;血液性状;植生
引用文献数6
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat