エチレン処理および1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)処理によるモモ硬肉品種の果実の軟化とエチレン生成

エチレン処理および1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)処理によるモモ硬肉品種の果実の軟化とエチレン生成

レコードナンバー670985論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名土師 岳
八重垣 英明
山口 正己
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ72巻・ 3号, p.212-217(2003-05)ISSN00137626
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抄録モモの硬肉品種‘おどろき’、‘まなみ’および‘有明’の果実は、地色の抜け、糖度の上昇と酸の減少が進んでも果肉が硬く、収穫後のエチレン生成と軟化が認められなかったが、25℃で3日間連続して行った1000ppmのエチレン処理により軟化した。‘有明’に貯蔵温度を5℃または15℃として1000ppmのエチレン処理を3日間行った場合、5℃では軟化が起こらず、15℃では25℃に比べ軟化開始が1日遅れたものの軟化速度は類似した傾向を示した。なおこれらの処理ではいずれも果実自身のエチレン生成は認められなかった。さらに‘有明’の果実は25℃で行った1000ppmのエチレン処理を1日で中断すると軟化が停止し、軟化が停止した果実ではエチレン生成が認められなかった。‘有明’の果実は、エチレンの直接の前駆体である1-アミノシクロプロパン-1-カルボン酸(ACC)の添加により顕著にエチレンを生成し軟化した。以上の結果から、硬肉品種の果実はエチレンに反応して軟化するが、ACC合成酵素活性の欠失または低下によりエチレン生成が抑制されることが示され、エチレン処理時問の設定により果肉硬度の制御が可能と考えられた。
索引語エチレン;軟化;処理;果実;生成;種;カルボン酸;モモ;糖度;酸
引用文献数19
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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