木質・セメント成型体の海藻礁としての効果(1)
木質・セメント成型体の海藻礁としての効果(1)
レコードナンバー | 671573 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00010775 | NACSIS書誌ID | AN10102048 |
論文副題 | 忍路湾に設置した小型試験体の現在量調査結果 | ||
著者名 | 堀江 秀夫 菊地 伸一 阿部 龍雄 清水 光弘 小川 尚久 東 智則 | ||
書誌名 | 林産試験場報 | ||
別誌名 | Journal of the Hokkaido Forest Products Research Institute | ||
発行元 | 北海道立林産試験場 | ||
巻号,ページ | 17巻・ 3号, p.1-7(2003-05) | ISSN | 0913140X |
全文表示 | PDFファイル (1501KB) | ||
抄録 | 近年、北海道の日本海沿岸部では磯焼けが発生し、大きな問題となっている。この対策の一つとして、効果的な海藻礁の開発が望まれている。木チップとセメントを原料とした木質・セメント成型体には、木チップにより凹凸をもつ表面ができるとともに、木チップが海虫の食害を受けることにより表面が自然に崩壊・更新する可能性がある。そこで本研究では、木質・セメント成型体の特徴を活かした海藻礁の開発に取り組んだ。木質・セメント成型体を用いた小型の海藻礁試験体を製造し、1998年に北海道日本海南西部の忍路湾内に設置した。この試験体の海藻現存量を調査することにより、木質・セメント成型体の海藻礁としての効果を検討した。その結果、表面に凹凸がある木質・セメント成型体は、表面が平滑なコンクリートよりも大型有用海藻の着生に効果があることが明らかとなった。一方、3年間の設置期間では目立った表面セメント層の磨耗が観察されず、表面の自然崩壊・更新を確認することはできなかった。 | ||
索引語 | セメント;効果;北海道;日本海;磯焼け;対策;開発;チップ;原料;表面 | ||
引用文献数 | 21 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |