ベンズアルデヒドヒドラゾンとセミカルバゾンのカイコ生体アミン受容体に対する作用
ベンズアルデヒドヒドラゾンとセミカルバゾンのカイコ生体アミン受容体に対する作用
レコードナンバー | 672327 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010122 | NACSIS書誌ID | AA11818622 |
著者名 | 尾添 嘉久 Khan Md.A.A. | ||
書誌名 | Journal of pesticide science | ||
別誌名 | 日本農薬学会誌. 和文編 日本農薬学会誌 | ||
発行元 | 日本農薬学会 | ||
巻号,ページ | 28巻・ 2号, p.194-199(2003-05) | ISSN | 1348589X |
全文表示 | PDFファイル (557KB) | ||
抄録 | ベンズアルデヒドのヒドラゾン(HZ)4種とセミカルバゾン(SCZ)6種を合成し、昆虫の生体アミン受容体と相互作用してアデニル酸シクラーゼ活性を変化させる活性を調べた。合成した化合物のうち、フェニル基の4位に水酸基を持つ2化合物(HZ-01とSCZ-03)がカイコ5齢幼虫頭部膜画分のcAMPレベルを低下させることがわかった。SCZ-03は、フォルスコリンによるアデニル酸シクラーゼ活性化時に生じるcAMPレベルも濃度依存的に低下させた。また、生体アミンであるチラミンとドーパミンもcAMPレベルを低下させる活性を持っていた。ドーパミン受容体とチラミン受容体のアンタゴニストはSCZ-03の作用を打ち消した。以上の結果から、SCZ-03によるcAMPレベル低下はチラミン受容体とドーパミン受容体に対する非選択的アゴニスト作用によるものであると推察される。 | ||
索引語 | 受容体;生体;アミン;作用;活性;カイコ;種;酸;化合物;フェニル | ||
引用文献数 | 30 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |