水田雑草ミズアオイMonochoria korsakowiiにおけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性の遺伝様式
水田雑草ミズアオイMonochoria korsakowiiにおけるスルホニルウレア系除草剤抵抗性の遺伝様式
レコードナンバー | 672330 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20010122 | NACSIS書誌ID | AA11818622 |
著者名 | 渡邊 寛明 内野 彰 汪 光煕 ほか2名 | ||
書誌名 | Journal of pesticide science | ||
別誌名 | 日本農薬学会誌. 和文編 日本農薬学会誌 | ||
発行元 | 日本農薬学会 | ||
巻号,ページ | 28巻・ 2号, p.212-214(2003-05) | ISSN | 1348589X |
全文表示 | PDFファイル (298KB) | ||
抄録 | 北海道長沼町の水田に出現したスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に抵抗性を持つミズアオイ2系統(R)と感受性の1系統(S)を用いて、SU剤抵抗性の遺伝学的解析を行った。感受性生物型の自殖後代はすべて感受性を示すのに対して、抵抗性生物型の自殖後代および両生物型の正逆交配によるF1個体はすべて抵抗性であった。F1個体の自殖によるF2個体は抵抗性と感受性が3:1に分離し、F1と感受性親の戻し交配個体は1:1に分離した。即ち、ミズアオイでは、SU剤抵抗性形質は完全優性の1遺伝子によって支配されていることが明らかとなった。ミズアオイは異種ゲノムより異質(二基)四倍体で、その分離現象は二倍体の場合と同じであった。このことから抵抗性雑草が四倍体でかつその抵抗性が完全優性の場合、同質四倍体は異質四倍体に比べて拡散のスピードが著しく速いと推察される。 | ||
索引語 | 抵抗性;感受性;個体;生物;自殖;F1;分離;除草剤;系統;性 | ||
引用文献数 | 18 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |