踏圧時期が小麦の生育,収量に及ぼす影響

踏圧時期が小麦の生育,収量に及ぼす影響

レコードナンバー672351論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016115NACSIS書誌IDAN00243553
著者名中司 祐典
小林 行高
齊藤 康正
ほか1名
書誌名山口県農業試験場研究報告 = Bulletin of the Yamaguchi Agricultural Experiment Station
別誌名Bull. Yamagushi Agric. Expt. Stn
山口農試研報
発行元山口県農業試験場
巻号,ページ53号, p.14-20(2002-03)ISSN03889327
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抄録早生で茎立ちの早い小麦品種「ダイチノミノリ」及び「チクゴイズミ」を10月下旬~11月中旬に播種し、分げつ期から節間伸長期前半までの3時期に踏圧を行い、生育・収量等に及ぼす影響を検討した。1.踏圧による幼穂や節間の伸長抑制効果は、高温年で生育の進度が早かった年で高く、踏圧時期では「前期」区より「伸長始期」、「伸長期」区の効果が高かった。2.稈長は踏圧により必ずしも短くならなかったが、倒伏は踏圧時期にかかわらず軽減された。節間伸長開始後の踏圧では稈基部が葡匐するためある程度以上に倒伏が増大しにくく、倒伏被害回避に効果的と考えられたが、草高が低くなりコンバイン収穫に支障を来す恐れがあるので、注意が必要である。3.茎数、穂数は踏圧により必ずしも増加せず、節間伸長開始後の踏圧では主茎等伸長の進んだ稈が挫折、損傷し穂数は少なくなった。茎数が相当少ない場合では、節間伸長開始期以降の踏圧により後期の分げつが増加した。4.収量は、踏圧により穂数や1穂粒数の増から多収となる傾向で、特に節間伸長開始後の踏圧で顕著であったが、11月中旬播種では増収効果はみられなかった。5.以上のことから、茎立ちの早い早生品種において、早播や暖冬により幼穂や節間の伸長が促進されることが予想される場合は、節間長5cm程度から2回程度踏圧を行うことにより、生育、収量が安定するものと考えられた。効果が期待できる生育条件は、2月中旬までに主茎の節間長が1cmを超えているか否かが目安と考えられた。
索引語踏圧;伸長;節間;茎;穂;生育;時期;収量;効果;稈
引用文献数3
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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