豚ふんと尿の混合が24時間以内の悪臭物質揮散に与える影響

豚ふんと尿の混合が24時間以内の悪臭物質揮散に与える影響

レコードナンバー672434論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011654NACSIS書誌IDAN10202971
著者名坂井 隆宏
花島 大
羽賀 清典
鈴木 直人
書誌名日本養豚学会誌 = The Japanese journal of swine science
発行元日本養豚学会
巻号,ページ40巻・ 2号, p.39-47(2003-06)ISSN0913882X
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抄録豚舎におけるふん尿混合が悪臭物質の揮散に与える影響を調べることを目的として、24時間以内に豚ふんおよび豚ふん尿混合物から発生するアンモニア、硫黄化合物、低級脂肪酸の発生状況を調査した。豚ふん400gに豚尿をそれぞれ0、400、800g混合したサンプルを容積16.5Lの容器内部に静置し、容器内のヘッドスペースを20℃条件下において、550mL/minで24時間通気した。6時間ごとに排気を採取し、アンモニア、硫黄化合物、低級脂肪酸の濃度を測定した。さらに、アンモニアについては2N硫酸溶液を通して捕集し、総揮散量(NH3-N)も測定した。また、通気の開始時と終了時に静置したふん尿サンプルの水分、pH、NH4-N、T-Nを測定した。通気の開始時と比較して、終了時のpH、NH4-Nは尿の添加量が多くなるほど増加した。アンモニア総揮散量は、尿を0、400、800g混合した試験区でそれぞれ0.28mg、28.04mg、73.83mgとなり、尿の添加量が多くなるほど増加した。また、通気終了時の排気中のアンモニア濃度はそれぞれ1.1ppm、202.5ppm、480.0ppmであった。一方、低級脂肪酸の揮散は逆に抑制され、尿の添加量が多くなるほど濃度が低下した。硫黄化合物と尿の添加量の間には一定の関係はみられなかった。また、アンモニアの揮散量とふん尿サンプルの尿由来窒素量との間にR2=0.9804の高い正の相関が見られたことから、ふん量、温度および空気の流速が一定の場合、ふん尿混合後24時間以内のアンモニア揮散量のほとんどは尿由来窒素量によって決定されると考えられた。
索引語尿;アンモニア;混合;通気;添加;化合物;脂肪酸;濃度;悪臭;物質
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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