岩手県におけるイネ内穎褐変病の発生と被害粒除去

岩手県におけるイネ内穎褐変病の発生と被害粒除去

レコードナンバー672963論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002654NACSIS書誌IDAA11581363
著者名勝部 和則
武田 眞一
書誌名岩手県農業研究センタ-研究報告 = Bulletin of the Iwate Agricultural Research Center
別誌名Bull. Iwate Agric. Res. Ctr
岩手農研セ研報
発行元岩手県農業研究センタ-
巻号,ページ3号, p.13-22(2003-03)ISSN13464035
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抄録異常高温を記録した1994年、岩手県において水稲のもみに内穎褐変症状が広くみられた。本症状を呈するもみからは黄色のコロニーを形成する細菌が特異的に分離された。開花期接種により弱い病原性を確認した6菌株を含む13菌株の細菌学的性質を調べ、イネ内穎褐変病細菌Erwinia ananas、P. ananasおよびP. agglomeransと比較したところ、分離細菌をP. ananasと同定した。岩手県内の発生状況を調査したところ、51市町村で発生を確認し、発生圃場率は75.1%(30~100%)であった。発病穂率は山間部で高い傾向(10~22%)にあり、県平均7.4%であった。しかし、発病度は最大7.9、県平均2.7と軽微であった。品種・出穂期別に発生様相を調査した結果、出穂期の降雨が発病を助長する重要な要因と考えられた。しかし、品種については調査全15品種で発病が認められ、品種間差については明らかでなかった。発病もみ由来の玄米の多くは茶米や死米となったが、これらは1.9mmの段篩いでほとんど除去された。以上、岩手県においてイネ内穎褐変病の発生をはじめて報告するとともに、本県のような寒冷地では本病が広く発生しても、収穫後に1.9mmの段篩いで粒厚選別することにより被害粒を除去できることが明らかとなった。
索引語発生;発病;岩手県;褐変;イネ;粒;もみ;細菌;品種;調査
引用文献数26
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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