体外受精由来のウシ胚盤胞の胚盤胞腔維持に及ぼすサイトカラシンDの影響
体外受精由来のウシ胚盤胞の胚盤胞腔維持に及ぼすサイトカラシンDの影響
レコードナンバー | 681966 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ20020157 | NACSIS書誌ID | AN10548943 |
著者名 | 續木 靖浩 芹澤 幸二 藤原 昇 | ||
書誌名 | Journal of mammalian ova research = 日本哺乳動物卵子学会誌 | ||
別誌名 | 日本卵子学会誌 | ||
発行元 | 日本哺乳動物卵子学会 | ||
巻号,ページ | 20巻・ 3号, p.106-112(2003-10) | ISSN | 13417738 |
全文表示 | PDFファイル (1933KB) | ||
抄録 | 本研究では、体外受精で作製したウシ胚盤胞を形態的に良好なものと不良なものとに分け、アクチンの重合阻害剤であるサイトカラシンD(CD)で処置した場合の胚盤胞の維持率を調べ、胚盤胞腔の維持に果たすアクチンの役割を検討した。また、透過型電子顕微鏡(EM)による観察も行った。その結果、CD処理を行うと、胚盤胞腔の維持率は、良好な形態を示す胚盤胞に比べて、不良な形態を示す胚盤胞では有意に(P<0.05)高かった。一方、EMで観察すると、不良な形態を示すCD処理した胚盤胞では、一般にCDに対して感受性がないと考えられている栄養芽細胞表面の微絨毛内部の電子密度が著しく低かった。以上のことから、アクチン重合は、ウシ胚盤胞の胚盤胞腔と微絨毛の維持に必要であると考えられた。また、不良形態を示す胚盤胞のアクチン重合能は、良好な形態を示すものに比べて低いことが推察された。 | ||
索引語 | 胚盤胞;形態;アクチン;ウシ;重合;体外受精;サイトカラシン;観察;処理;研究 | ||
引用文献数 | 24 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |