中山間地域における合鴨稲作の現状と展望

中山間地域における合鴨稲作の現状と展望

レコードナンバー682119論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011531NACSIS書誌IDAA11863117
論文副題唐津市枝去木集落の事例をもとにして
著者名麓 誘市郎
権藤 幸憲
小林 恒夫
書誌名Coastal bioenvironment
発行元佐賀大学海浜台地生物環境研究センター
巻号,ページ1巻・ p.11-20(2003-07)ISSN13487175
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抄録1990年代前半、米を取り巻く状況が変化し、また環境保全や食の安全性が叫ばれる中で飛躍的に全国に普及した合鴨稲作は、やがて多くの経営的または技術的な問題に直面し、ここ数年、淘汰の時期を迎えつつある。中山間地域においては経営規模が大きい専業的な農家が合鴨稲作をやめていく一方で、第二種兼業農家のような小規模で兼業的な農家の意欲は高まりつつある。中山間地域は稲作にとって特に不利な条件であるため、農業に強い経済性を要求する前者では、稲作部門の位置付けが極めて低く、さらに合鴨稲作が手間のかかる農法であるため敬遠されやすいのである。一方、後者の農業経営の中心は稲作部門であるうえ、「農業=副業」という経済的または精神的な余裕から、合鴨稲作の環境保全性や合鴨米の安全性、さらには「アイガモとのふれあい」などといった多くの非経済的魅力を感じやすく、少しでも経営を有利に展開するために合鴨米の産直販売にも力を注いでいるのである。このような現状から推測すると、今後の中山間地域における合鴨稲作は、第2種兼業農家のような小規模な兼業的農家を中心として、副次的あるいは趣味的に取り組まれていくこととなるだろう。
索引語中山間;地域;経営;農家;稲作;環境保全;安全性;種;兼業;農業
引用文献数19
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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