キンカン新品種‘ぷちまる’

キンカン新品種‘ぷちまる’

レコードナンバー682955論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011205NACSIS書誌IDAA11651673
著者名吉田 俊雄
根角 博久
吉岡 照高
家城 洋之
伊藤 祐司
中野 睦子
上野 勇
山田 彬雄
村瀬 昭治
瀧下 文孝
書誌名果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science
別誌名Bulletin of the NARO Institute of Fruit Tree Science
Bull. Natl. Inst. Fruit Tree Sci
果樹研報
発行元農業技術研究機構果樹研究所
巻号,ページ2号, p.9-16(2003-03)ISSN13473549
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抄録1. ‘ぷちまる’は1987年に果樹試験場興津支場において,ナガキンカンに‘四倍体ニンポウキンカン’を交配して育成された品種である。1992年より‘カンキツ興津49号’の系統名で,カンキツ第7回系統適応性検定試験並びに特性検定試験に供試され,1999年8月13日付けで‘ぷちまる’と命名され,‘きんかん農林1号’として登録のうえ公表された。さらに,2002年7月10日付けで,種苗法に基づき第10379号として品種登録された。2. 樹勢は中庸で,樹姿は直立性と開張性の中間である。枝梢は太く,長さは中庸で,やや密生する。葉は極小さく,紡錘形で翼葉は無い。花は小さく,単生し,7月から8月にかけて約10日間隔で3~4回開花する。結実性は良好で隔年結果性は低い。かいよう病とそうか病には強い。3. 果実は長球形で,育成地では平均11g前後である。沖縄県等の暖地では20gに達する。果皮は濃橙色で,厚さは4mm内外,油胞の分布は疎でやや大きく目立つが,果面は滑らかである。果皮の甘味は強く,苦味はない。果肉は橙色で軟らかである。さじょうの発達がやや悪く,果汁量がやや少ないが,食味上特に問題はない。果実中心部の酸味が少なく,果皮ごと食べる味はニンポウキンカンより優れている。一番果の成熟期は1月で,以後順次開花の遅い果実が成熟する。完全種子は平均0.3粒程度でほとんど無く,食べやすい。4. 秋から冬にかけて温暖で,果実肥大の良好な沖縄県や九州南部等の暖地での栽培や施設栽培に適する。また,家庭用果樹や鉢物としても適している。
索引語性;果実;果皮;品種;系統;登録;葉;育成;沖縄県;暖地
引用文献数9
登録日2011年05月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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