カキ新品種‘夕紅’

カキ新品種‘夕紅’

レコードナンバー682961論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011205NACSIS書誌IDAA11651673
著者名山田 昌彦
山根 弘康
栗原 昭夫
永田 賢嗣
佐藤 明彦
岸 光夫
松本 亮司
吉永 勝一
平川 信之
岩波 宏
角谷 真奈美
小澤 俊治
角 利昭
平林 利郎
金戸 橘夫
中島 育子
書誌名果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science
別誌名Bulletin of the NARO Institute of Fruit Tree Science
Bull. Natl. Inst. Fruit Tree Sci
果樹研報
発行元農業技術研究機構果樹研究所
巻号,ページ2号, p.65-75(2003-03)ISSN13473549
全文表示PDFファイル (217KB) 
抄録1. ‘夕紅’は農林省果樹試験場安芸津支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所ブドウ・カキ研究部)において,1970年に‘松本早生富有’に‘F-2’を交雑して得た実生から選抜された,果皮色が赤く食味の優れる晩生のpollination constantの甘ガキである。1989年より‘カキ安芸津11号’の系統名を付けてカキ第4回系統適応性検定試験に供試し,全国32ヶ所の国公立試験研究機関において特性を検討した。1997年8月に農林水産省育成農作物新品種命名登録規程に基づき,‘夕紅’と命名,‘かき農林8号’として登録,公表された。また,2000年12月に種苗法に基づき登録番号第8555号として品種登録された。2. 樹勢は中程度で,樹姿は開張と直立の中間である。雌花のみ着生し,雌花の発生程度は,やや少ない。生理落果は,早期落果は少ないが,年と場所により後期落果する場合がある。栽培上,特に問題となる病虫害はない。3. 果実収穫期は育成地では11月中旬であり,‘富有’とほぼ同時期である。果実重は‘富有’よりやや小さく,育成地では280g程度であった。果皮色は赤く,育成地ではカラーチャート値(富有用)で8.3であった。系統適応性検定試験における21機関での平均カラーチャート値は,‘富有’より1程度有意に高かった。糖度は‘富有’より高く,育成地では平均17.8%であった。肉質は緻密で,果汁が多く,食味は良好である。日持ち性は良く,系統適応性検定試験では,常温で平均15日間日持ちした。へたすき果および汚損果の発生率は低く,‘富有’との有意な差異はなかった。ごくわずかに果頂裂果する果実が発生する。4. Pollination constantの甘ガキであり,夏秋期の温度の高い地方において完全に自然脱渋する。一般に,‘富有’の栽培地に適する。
索引語育成;カキ;系統;登録;研究;落果;果実;新品種;果皮;色
引用文献数14
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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