イオントラップ型GC/MS/MSによる農産物中低濃度レベルの残留農薬測定
イオントラップ型GC/MS/MSによる農産物中低濃度レベルの残留農薬測定
レコードナンバー | 683027 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00009680 | NACSIS書誌ID | AN00117741 |
著者名 | 井上 智子 佐々木 さおり 内川 誠二 平原 嘉親 塩見 幸博 外海 泰秀 | ||
書誌名 | 食品衛生学雑誌 | ||
別誌名 | Journal of the Food Hygienic Society of Japan Food hygiene and safety science J. Food Hyg. Soc. Jpn. Food Hyg. Saf. Sci. 食衛誌 Shokuhin eiseigaku zasshi | ||
発行元 | [日本食品衛生学会] | ||
巻号,ページ | 44巻・ 6号, p.310-315(2003-12) | ISSN | 00156426 |
全文表示 | PDFファイル (724KB) | ||
抄録 | 食品中のきょう雑物のためGC分析が困難な冷凍枝豆、とうもろこし、ほうれんそう、紅茶、ウーロン茶または緑茶を前処理した試験溶液に有機リン系農薬のクロルピリホスおよび有機塩素系農薬のα-BHC、β-BHC、γ-BHC、δ-BHC、p、p'-DDD、p、p'-DDE、o、p'-DD、p、p'-DD、アルドリンおよびディルドリンを0.01-0.125μg/mL、エンドリンを0.02-0.25μg/mL添加し、イオントラップ型GC/MS/MSで測定した。その結果、GC/MSのスキャン法やSIM法では食品マトリックスの影響によって正確に定性、定量できなかった上記農薬をいずれも高感度に測定することができた。また、各食品試験溶液にエンドリンが0.02μg/mL、それ以外の農薬が0.01μg/mLになるように添加したところ、61.2-138.3%が回収された。これらの結果から、GC/MS/MSは、食品マトリックスの妨害のためGC/MSでは検出が困難な低濃度の農薬の定性および定量に適していることが明らかになった。 | ||
索引語 | 農薬;食品;リン;測定;イオン;濃度;農産物;残留;分析;冷凍 | ||
引用文献数 | 16 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |