体細胞核の顕微注入によるクローンブタの作製

体細胞核の顕微注入によるクローンブタの作製

レコードナンバー683095論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012854NACSIS書誌IDAN10092986
論文副題核移植後の培養条件の影響
著者名河原崎 達雄
柴田 昌利
土屋 聖子
大竹 正剛
知久 幹夫
堀内 篤
書誌名静岡県中小家畜試験場研究報告 = Bulletin of Shizuoka Swine & Poultry Experiment Station
別誌名Bull. Shizuoka Swine & Poultry Exp.Stn
静岡中小試研報
発行元静岡県中小家畜試験場
巻号,ページ14号, p.7-12(2003-10)ISSN09146520
全文表示PDFファイル (1233KB) 
抄録体細胞核移植法は遺伝子組換動物の効率的な作製や遺伝資源保存へ活用できる技術として期待されている。そこで、本研究では顕微注入法による体細胞クローンブタ作製を試みた。培養条件の検討:と畜場において未成熟ブタから卵巣を採取し、2-5mmの卵胞を破砕し未成熟卵子を採取、成熟培養した。極体放出を確認した卵子に対して成熟培養開始48時間後に活性化処理(150kv/cm、99μsec.)を行い、NCSU23、PZMおよびそれぞれにConditionedメデュウム(CM)を50%添加したNCSU23+CM、PZM+CM(2日後にNCSU23およびPZMへ移す)に移し、5%C02、5%02、39℃条件下で6日目まで培養した。その結果、活性化刺激6日後の胚盤胞への発生率はNCSU23、NCSU23+CM、PZMおよびPZM+CM区でそれぞれ18.6(11/59)、45.8(27/59)、55.9(33/58)および34.5(20/59)%となり、PZM区が最も優れていた。核移植試験:レシピエント卵子は未成熟ブタあるいは成熟雌ブタに対して72時間間隔でeCG1500IU、hCG750IUを投与し、hCG投与の43時間後に卵管より採取した。未受精卵子核の除去、体細胞核の移植にはピエゾマニピュレータを用い、体細胞核は細胞質内に直接移植した。活性化処理はhCG処理の54-57時間後に行い、その後の培養は0.3%BSA添加PZMで行なった。核移植胚は活性化処理の20、44、68、92および116時間後に受精卵4~5個とともに発情発現を採卵ブタより0~2日遅く調整した仮母ブタの卵管に移植した。その結果、培養44時間後のクローン胚から金華豚10頭、デュロック種1頭、培養92および116時間後の金華豚各1頭、合計13頭の体細胞クローンブタが誕生した。産子はマイクロサテライトDNAを用いてPCR解析を行った結果、体細胞由来のクローンであることが証明された。
索引語ブタ;培養;体細胞;クローン;核;核移植;成熟;卵子;活性化;処理
引用文献数12
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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