マウス乳頭・乳腺組織におけるプロラクチン遺伝子発現の解析

マウス乳頭・乳腺組織におけるプロラクチン遺伝子発現の解析

レコードナンバー683135論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名小泉 稔
堀口 幸太郎
冨田 陽子
ほか2名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ49巻・ 6号, p.465-472(2003-12)ISSN09168818
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抄録脳下垂体前葉で生産・分泌されるプロラクチン(PRL)は、脊椎動物全般に広く分布し、多種多様な生理作用を示すことが知られている。近年、脳下垂体以外においても、PRLタンパク質、またはその遺伝子発現が確認されている。中でもマウス乳腺組織では、妊娠期・泌乳期でPRLの遺伝子発現が確認されているが、その局在部位やその意義、は解明されておらず、乳腺の発達と育児にどの様な機能を持つか注目されている。本実験では、妊娠期・泌乳期におけるマウス乳腺・乳頭組織に着目し、マウスPRLの存在部位を免疫組織学的に検討し、またWesern bloingによる生化学的な同定も試みた。さらにR-PCRとSouhern b1oingを利用してそれらの組織におけるPRL遺伝子発現を検討した。その結果、妊娠期および泌乳期における、乳輪部の皮脂腺細胞と思われる細胞と乳腺組織の腺腔で、PRL抗体に対する特異的な反応を確認した。また、同時期の乳腺組織のPRL分子は脳下垂体由来のものとは異なる分子量を示し、乳腺には未同定のPRL様分子が存在することを確認された。さらに、同組織におけるPRL遺伝子は、妊娠期、泌乳期を通じて発現していることが確認された。こうした実験成績は、マウスでは脳下垂体で生産されるPRL以外に、乳頭・乳腺組織自体で生産されるPRLが存在することが示唆され、乳腺機能と哺乳との関係で興味がもたれる。
索引語乳腺;組織;マウス;遺伝子;発現;妊娠;泌乳;生産;機能;同定
引用文献数36
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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