超高温・好気発酵法によるバイオハザード・フリーコンポストの製造新技術

超高温・好気発酵法によるバイオハザード・フリーコンポストの製造新技術

レコードナンバー683244論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00016779NACSIS書誌IDAN00352796
著者名金澤 晋二郎
山村 友王
柳田 裕紹
ほか1名
書誌名土と微生物
別誌名Soil microorganisms
発行元土壌微生物研究会
巻号,ページ57巻・ 2号, p.105-114(2003-10)ISSN09122184
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抄録従来のコンポストの概念とは全く異なる超高温・好気発酵による下水汚泥、食品産業残材及び剪定枝等の各種の有機性廃棄物のコンポスト化について、主に公衆衛生学的な見地から検証した。得られた結果は以下のとおりである。1)コンポストの製造期間は、45-50日と極めて短く、発酵期間中の温度は80℃以上と驚異的な値を示した。長期間にわたりこのような高温を維持するコンポスト化技術は、他に類をみないものであった。2)培養法による下水汚泥(A:石灰凝集剤)コンポスト化過程における最大の細菌数は、グラム当たり77.4億にも達した。製品においても22.1億もの高い菌数を維持していた。3)直接検鏡法による下水汚泥(B:高分子凝集剤)の全菌、生菌及び呼吸活性陽性菌数は、切返4回目でグラム当たり245、127及び68億個と最高数を記録した。製品でも、それらの菌数は、それぞれ105、73及び25億個と著しく多い菌数を維持していた。4)種々のコンポスト原料中の大腸菌群は、混合時で1.37(10(3))-866(10(5))個の値で検出されたが、切返1回目で消失あるいは急激に減少した。何れの原料とも切返3回目までに検出されなくなった。5)超高熱細菌を含有する種菌は、原料との混合のみで大部分の悪臭成分が消失し、発酵初期でほぼ完全に消失した。従って、悪臭防止法で特定悪臭物質として規制されている悪臭の分解能力が極めて高いことが見出された。6)超高温・好気発酵法によるコンポスト化では、重金属の銅が難溶性に形態変化することが明らかとなった。特に、銅が結晶構造に組込まれた形態に変化していた。以上の結果から、超高温・好気発酵法によって生産されるコンポストは、バイオハザード・フリーコンポストとしての機能を有していることが強く示唆された。
索引語コンポスト;発酵;高温;悪臭;下水;汚泥;原料;技術;凝集;細菌
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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