マクロファージ系培養細胞を用いた鶏卵由来成分の免疫賦活機能評価法

マクロファージ系培養細胞を用いた鶏卵由来成分の免疫賦活機能評価法

レコードナンバー690380論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002829NACSIS書誌IDAA11581159
著者名宝寄山 裕直
野田 遊
書誌名北海道立畜産試験場研究報告 = Bulletin of the Hokkaido Animal Research Center
別誌名Bull. Hokkaido. Anim. Res. Ctr.
道畜試研究報告
発行元北海道立畜産試験場
巻号,ページ25号, p.16-23(2003-12)ISSN13459643
全文表示PDFファイル (512KB) 
抄録免疫賦活物質であるポポリサッカライド(LPS)でマクロファージ系培養栽培を刺激し、その細胞分化と細胞傷害作用を分析することにより、免疫賦活機能の簡易な評価法を検討した。さらに、その評価法を用いて鶏卵由来成分の免疫賦活機能を評価した。細胞は、J774.1,RAW264およびTHP-1を用いた。それぞれ、細胞分化は増殖抑制と形態変化を、細胞傷害作用は一酸化窒素(NO)産生量を指標とした。LPS刺激により、J774.1およびRAW264において、細胞増殖抑制および形態変化が認められ、活性化マクロファージに分化誘導されていることが確認されたが、THP-1においては確認されなかった。細胞分化による評価は、J774.1やRAW264を用いて、3日間培養、ポジティブコントロールのLPS濃度0.4μg/ml以上での実施が適当と考えられた。NO産生量は、LPS濃度が0.1μg/ml以上で増加が認められ、RAW264がJ774.1より多く、24時間で最大となった。NO産生量を指標とする評価は、RAW264を1×10 6個/ml程度用いて、24時間培養、ポジティブコンロトールのLPS濃度1μg/mlでの実施が適当と考えられた。細胞傷害作用による評価は、細胞分化による評価に比べて、評価所要時間が短く、簡易で多検体処理が可能であった。そこで、鶏卵由来成分の免疫賦活機能は、NO産生量を指標とする細胞傷害作用を用いて評価した。プロテアーゼ処理した濃度100μg/mlのオボムチン、卵黄膜およびカラザによるRAW264の刺激において、1μg/mlのLPSを凌ぐNO産生効果が認められ、鶏卵由来成分の免疫賦活機能が確認された。以上より、NO産生量を指標とした細胞傷害作用を用いる評価法は、免疫賦活機能における差異の一次的なスクリーニングに利用可能であると考えられた。
索引語評価;細胞;免疫;機能;産生;分化;作用;鶏卵;成分;指標
引用文献数16
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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