カルシウム・イオノフォア(CaA)で処理された豚卵子の活性化と体外受精

カルシウム・イオノフォア(CaA)で処理された豚卵子の活性化と体外受精

レコードナンバー690402論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名浅野 敦之
丹羽 晧二
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ50巻・ 1号, p.77-85(2004-02)ISSN09168818
全文表示PDFファイル (1152KB) 
抄録種々の濃度のCaA処理が体外成熟豚卵子の活性化、単為発生および体外受精におよぼす影響について調べた。無処理卵子の活性化と単為発生は困難であったが、6.25μM CaAで2分間処理した卵子は高率に活性化後に分割し、20%の卵子が胚盤胞にまで発生した。しかし、これらの割合はCaA濃度の増加に伴って低下した。1×10(6)個/mlの精子濃度で体外受精した結果、6.25μMCaA処理卵子では無処理卵子と同等の侵入率が得られたが、12.5および50μMCaA処理卵子では侵入率が有意に低下した。また、単精子侵入率は、12.5および50μMCaA処理卵子では無処理卵子と比較して差はなかったが、6.25μMCaA処理卵子では無処理卵子よりも有意に高かった。無処理卵子と6.25μMCaA処理卵子を種々の精子濃度(0.5‐10×10(6)個/ml)で体外受精した結果、無処理卵子では1×10(6)精子/mlで最も高い侵入率が得られ、処理卵子においてもほぼ同じ傾向が認められた。単精子侵入率は、0.5、5および10×10(6)精子/mlでは無処理卵子と処理卵子との間で差はなかったが、1×10(6)精子/mlでは無処理卵子よりも処理卵子において有意に高かった。以上の結果から、豚卵子を適当な濃度のCaA(6.25μM)で前処理後、1×10(6)個/mlの精子濃度で体外受精することにより多精受精の頻度を抑制しうることが示唆された。
索引語卵子;処理;精子;濃度;侵入;活性化;受精;発生;体外受精;カルシウム
引用文献数40
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat