ウシ子宮頚におけるガストリン放出ペプチド(GRP)の発現と局在
ウシ子宮頚におけるガストリン放出ペプチド(GRP)の発現と局在
レコードナンバー | 690406 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00014744 | NACSIS書誌ID | AA10936678 |
著者名 | 佐々木 基樹 松崎 重範 Budipitojo T. ほか4名 | ||
書誌名 | The Journal of reproduction and development | ||
発行元 | Japanese Society of Animal Reproduction | ||
巻号,ページ | 50巻・ 1号, p.119-129(2004-02) | ISSN | 09168818 |
全文表示 | PDFファイル (6112KB) | ||
抄録 | 近年、ガストリン放出ペプチド(GRP)はメス生殖管における新しい調節ペプチドであることが示唆されている。しかし、子宮頸の非神経組織におけるGRPの局在およびGRPmRNAの発現は、まだ明確にされていない。本研究の目的は、非妊娠牛(21例)、妊娠牛(20例)および雌胎子(6例)のウシ子宮頸において、免疫組織化学およびin siu hybridizaion法を用い、GRP免疫反応性の局在およびGRPmRNAの発現を明らかにすることである。胎子、非妊娠および妊娠牛の子宮頸においてGRPおよびGRPmRNAは子宮頸腺上皮細胞に認められた。子宮頸腺上皮細胞におけるGRPの陽性反応はCRL37cm胎子で最初に認められた。発情周期では、子宮頸腺上皮細胞のGRP陽性反応は黄体期より卵胞期で強かった。GRP陽性反応は、妊娠初期では卵胞期と同じように認められたが、その後は認められなかった。in siu hybridizaionで、非妊娠および妊娠牛の子宮頸腺上皮細胞にGRPmRNAの発現を確認し、GRPが子宮頸腺上皮細胞で合成されているであろうことを示した。本成績は、GRPが胎子子宮頸の発生および成体での子宮頸腺上皮細胞の分泌に関与している可能性を示唆している。 | ||
索引語 | 子宮;妊娠;皮;細胞;発現;胎子;ペプチド;ウシ;放出;卵胞 | ||
引用文献数 | 48 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |