熊本県における再造林地と比較した再造林放棄地の特徴的差異

熊本県における再造林地と比較した再造林放棄地の特徴的差異

レコードナンバー690763論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00010758NACSIS書誌IDAN10164318
著者名野田 巌
林 雅秀
書誌名森林総合研究所研究報告
別誌名Bulletin of the Forestry and Forest Products Research Institute
発行元森林総合研究所
巻号,ページ3巻・ 1号, p.29-32(2004-03)ISSN09164405
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抄録これまでわが国では主伐後には再造林が行われていた。ところが、後継者不足や木材価格の低迷による経済的条件の悪化によって、主伐後に再造林されない林分やこれまで実施されてきた手入れの停滞といったいわゆる施業放棄林が増加し、国土保全や持続的森林経営という点で必ずしも無視できるものではなくなっている。再造林放棄地の発生要因を解明する上で再造林放棄地と再造林地の特性を計量的に比較することは重要であるが、大分県での限られた研究事例があるにすぎないことから、本研究ではこうした問題を抱えている熊本県のデータを用いて再造林放棄地と再造林地の立地の状態を表す変数と所有者の不在村状態をあわせた計5変数(傾斜、標高、林道からの距離、地位級、不在村状態を示す変数)について再造林放棄地の特徴を比較分析した。その結果、いずれの変数についても再造林放棄地の頻度分布は再造林地との間に有意差が認められた。とりわけ顕著な特徴を示したのは傾斜の程度を示す変数で、それに次いで不在村状態を示す変数であった。2つの変数を用いて再造林放棄地の発生判定を推定するモデル(正分類率70.7%)を作成した。その結果、不在村状態については森林所有者が不在村である場合、在村である場合に比べ再造林放棄となる確率は1.8倍に上がることが認められた。
索引語造林;林地;熊本県;森林;発生;研究;後継者;木材;価格;条件
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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