木質チップ充填型側溝による浮遊土砂流出の抑制効果

木質チップ充填型側溝による浮遊土砂流出の抑制効果

レコードナンバー690787論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00009360NACSIS書誌IDAN1005962X
著者名佐藤 弘和
神田 克明
藤八 雅幸
新岡 善宣
近 大輔
寺澤 健治
野口 稔弘
書誌名北海道林業試験場研究報告
別誌名Bulletin of the Hokkaido Forestry Research Institute
Bulletin of the Hokkaido Forest Experiment Station
発行元北海道立林業試験場
巻号,ページ41号, p.1-14(2004-03)ISSN09103945
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抄録本研究では、木質チップを充填材とした暗渠型側溝を施工し、路面から流れ込む浮遊土砂の濾過効果を検証した。北海道紋別市に位置する住友林業社有林内の作業道において、既設の明渠型側溝に木質チップ(または一部砂利)を充填し暗渠型の側溝にした6区間と明渠区間(対照区間)を1区間それぞれ設定した。7区間について、横断暗渠管から流出する水量と微細土砂(粒径0.1mm以下)濃度の測定をそれぞれ行った。また、人工的に側溝に注水する試験を行い、暗渠と明渠の保水状況を確認した。一方、室内実験において、30cm厚のチップに人工濁水を流し込み、濾過材としてのチップの効果を検証した。幅員内に設置した側溝上を車両(間伐材積載時重量35.7トン)が通行できるかを検証するために、走行後の沈降量を測定し、あわせて濾過効果の持続性を評価した。降雨時に排水される水量は、明渠区間の水量の20-40%であった。微細土砂濃度も同様に、明渠区間に比べて低下した。しかし、高濃度の微細土砂流出が起こるほど、濾過効果が減少する傾向が認められた。注水試験の結果では、明渠区間において注水量に対する排水量が73%を上回ったのに対して、暗渠型側溝では排水量が10%を超えなかった。室内実験では、投入した浮遊土砂量の83%が捕捉された。車両走行に対して、すべてチップで充填された区間の平均沈降量は11.2cmであったが、走行は可能であり濁水濾過効果が維持されていた。木質チップを充填材とした暗渠型側溝は、濁水を濾過する効果があることが明らかとなった。
索引語チップ;効果;土砂;暗渠;濾過;水量;浮遊;流出;走行;濃度
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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