黄海における水塊組成と関連した銅の分布

黄海における水塊組成と関連した銅の分布

レコードナンバー690835論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20003079NACSIS書誌IDAA11589591
著者名阿部 和雄
書誌名水産総合研究センター研究報告
別誌名水研センター研報
Bull. Fish. Res. Agen
発行元水産総合研究センター
巻号,ページ8号, p.15-21(2003-08)ISSN13469894
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抄録黄海中央部における銅の分布を1995年1月(冬)と9月(秋)に調査した。黄海は東シナ海に接している縁辺海であるが、その水塊分布は季節により特色が現われ、黄河、長江等の河川流量の季節変動に大きく影響を受けている。銅を塩分に対してプロットすると、冬季は盛んな鉛直混合の影響で、プロット点は塩分32.7付近にかたまる傾向であった。秋季になると河川水流量の増加により表層付近の塩分が低くなり、また25m付近に温度躍層が形成されていた。躍層より上層では冬から秋にかけての塩分の低下とともに、銅濃度の増加が認められ、これは河川水との混合の影響であると考えられる。一方下層では、冬季から残存する水塊(黄海中央冷水)、および黒潮に起源をもつ比較的高塩分(32.9以上)の底層水の這い上がりが認められ、銅-塩分プロットでもそれぞれの水塊別に明瞭に区別された。このように黄海における銅の分布は、水塊組成の変動に影響されることが明らかになった。
索引語銅;塩分;水塊;分布;河川;組成;冬;秋;季節;流量
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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