新潟県に発生したチューリップ微斑モザイク病の生態と防除に関する研究

新潟県に発生したチューリップ微斑モザイク病の生態と防除に関する研究

レコードナンバー691537論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00017424NACSIS書誌IDAA1138913X
著者名棚橋 恵
山口 吉博
中野 太佳司
ほか1名
書誌名新潟県農業総合研究所研究報告 = Journal of the Niigata Agricultural Research Institute
発行元新潟県農業総合研究所
巻号,ページ6号, p.15-25(2004-03)ISSN13449206
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抄録新潟県内でのチューリップ(ulipa gesneriana L.)で蕾および花に退色斑紋症状を呈する障害が発生した。本障害の原因を、チューリップ微斑モザイク病と診断した。そこで、本病の発生経過およびその実態を調査した。また、主要品種での病徴および品種間差異、栽培様式と発病の関係および栽培歴と発病に関する研究をおこなった。その結果は、下記のとおりであった。1.1997年4月中旬、県内北部のチューリップ球根養成圃場で、蕾および花に退色斑紋症状を呈する障害が発生した。本障害の原因を、検定植物への接種試験および血清学的試験の結果からチューリップ微斑モザイク病と診断した。2.本病は、1997年の初確認以降発生が増加する傾向が確認された。3.本病は土壌伝染し、その感染率および病徴発現率は、品種間差および年次間差が大きかった。病徴は、品種により異なったため、品種毎の抜き取り指標を作成した。4.感染球根は、促成栽培および露地栽培すると発病し、土壌を汚染した。前作の感染球根比率が高い土壌ほど、後作のチューリップの感染比率が高くなる傾向が認められた。土壌中のMMMVは、最低3年間活性を有し、3年程度の休閑による活性の低下は認められなかった。以上から、本病の感染球根は、土壌を汚染し、その程度は感染球根の比率に依存するため、花および葉に病徴を目安に開花期-収穫期に感染株を抜き取り、さらに土壌中でのMMMVの活性から、発病圃場でのチューリップの作付けを最低3年以上は避けることが本病の防除対策として重要であると考えられた。
索引語チューリップ;感染;土壌;発生;球根;障害;発病;モザイク病;花;品種
引用文献数17
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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