野生ビートFR4-31由来の雄性不稔ミトコンドリアゲノム構造解明の試み

野生ビートFR4-31由来の雄性不稔ミトコンドリアゲノム構造解明の試み

レコードナンバー691857論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009215NACSIS書誌IDAN00352173
著者名川西 由紀
品田 博史
久保 友彦
ほか1名
書誌名てん菜研究会報 = Proceedings of the Sugar Beet Research Association
別誌名Proceedings of the Japanese Society of Sugar Beet Technologists
てん菜技術連絡研究会発表論文集
てん菜研究会報
発行元甘味資源振興会
巻号,ページ45号, p.9-13(2004-05)ISSN09121048
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抄録テンサイ近縁野生種Beta maritima acc. FR4-31は雄性不稔細胞質を保持し(品田ら、2002)、そのミトコンドリアゲノム構造はOwen型など既知の細胞質とは異なっているが、詳細は明らかでない。本研究では、 FR4-31のミトコンドリアゲノム構造を解明するため、制限酵素地図の作成と特徴付けを試みた。決定した5個のコンティグからなる合計約343kbpの構造に基づき、正常型及びOwen型ミトコンドリアゲノムとの比較を行った。その結果、FR4-31のミトコンドリアゲノム構造は、著しい再編成と固有の塩基配列の出現により構造変異を獲得したことが示唆された。さらに、FR4-31のミトコンドリアゲノム中に、三種類の反復配列が見つかった。このうち、rrn26(26SrRNA)遺伝子を含んだRepeat 1のみが、他のテンサイ細胞質と共通な反復配列で、残りの種は二FR4-31に固有であった。しかも、他のテンサイミトコンドリアゲノムとは異なり、 Repeat 1を介した組み換え産物が認められなかった。以上のことから、FR4-31のミトコンドリアゲノム分子は他細胞質のミトコンドリアゲノムとは異なる特徴を保持していると考えられ、CMS機構の解明や、進化的な考察を行ううえで、重要な材料であると言える。
索引語ミトコンドリア;ゲノム;構造;細胞質;テンサイ;雄性不稔;種;配列;研究;制限酵素
引用文献数8
登録日2011年12月08日
収録データベースJASI, AGROLib

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