なぜ殺虫剤はヒトより昆虫に対して毒性が高いのか

なぜ殺虫剤はヒトより昆虫に対して毒性が高いのか

レコードナンバー691875論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20010122NACSIS書誌IDAA11818622
論文副題昆虫に独特な毒性学
著者名Casida J.E.
Quistad G.B.
書誌名Journal of pesticide science
別誌名日本農薬学会誌. 和文編
日本農薬学会誌
発行元日本農薬学会
巻号,ページ29巻・ 2号, p.81-86(2004-05)ISSN1348589X
全文表示PDFファイル (796KB) 
抄録昆虫に独特な毒性学を理解することによって、主な殺虫剤についての安全性機構を明らかにできる。殺虫活性を持つ神経毒の選択性は、代謝による活性化や不活性化のほかに、結合部位(アセチルコリンエステラーゼとニコチン性受容体)、あるいは受容体サブユニットのインターフェース(γ-アミノ酪酸受容体)、あるいは膜貫通領域(電位依存性ナトリウムチャネル)の構造的な違いに帰属することができる。幼若ホルモンやエクダイソン受容体に作用してキチンの生合成を阻害するタイプのきわめて高い選択性を持つ殺虫剤を使用することは、それらの作用速度が遅いので適用には限界がある。Bacillus huringiensisの生産するδ-エンドトキシンは中腸に損傷をもたらし、ほ乳動物では見られない機構で昆虫を致死させる。将来の害虫制御は、昆虫毒性学の今後の継続的な展開と深く関わりをもつであろう。
索引語毒性;受容体;殺虫剤;機構;選択性;作用;ヒト;安全性;活性;神経
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat