マイクロサテライトマーカーで明らかになった低頻度出現種の更新プロセス

マイクロサテライトマーカーで明らかになった低頻度出現種の更新プロセス

レコードナンバー692082論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015842NACSIS書誌IDAN00198561
著者名井鷺 裕司
書誌名日本林學會誌 = Journal of the Japanese Forestry Society
別誌名日本林学会誌
発行元日本林學會
巻号,ページ86巻・ 2号, p.169-176(2004-05)ISSN0021485X
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抄録森林生態系において低頻度で個体群が安定して存在する樹種である低頻度出現種の更新過程に関して、これまでマイクロサテライトマーカーを用いてなされてきた解析例をレビューした。マイクロサテライトマーカーを用いた解析では、低頻度出現種は大きな親子間距離、送受粉距離、種子散布距離を示すことが多いが、低頻度出現種において、大きな遺伝子流動をもたらす要因として考えられるものについても取りまとめた。森林の断片化が低頻度出現種の遺伝的性質や更新過程に及ぼす影響については、(1)樹木の寿命の長さにより、断片化以前の遺伝的性質がいまだに集団内に保たれており、断片化の影響が明らかになっていないもの、(2)送受粉、種子散布、繁殖個体の遺伝的性質等に検出可能な悪影響が出ているもの、(3)断片化が花粉や種子の移動を促進するように働いたという三つのカテゴリーに分かれる研究事例を紹介した。最後に、従来の親子解析というアプローチでは解明が困難である低頻度で発生する長距離種子散布の重要性についても強調した。
索引語種;出現;種子;マーカー;更新;解析;距離;散布;森林;親子
引用文献数51
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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