高密度飼育による30mmサイズクロアワビの量産化

高密度飼育による30mmサイズクロアワビの量産化

レコードナンバー692141論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012384NACSIS書誌IDAN10425987
著者名吉岡 武志
柴田 利治
永島 孝之
書誌名福岡県水産海洋技術センター研究報告
別誌名Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center
発行元福岡県水産海洋技術センター
巻号,ページ14号, p.9-16(2004-03)ISSN09192468
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抄録1)福岡県栽培漁業公社の施設において、中間育成時の飼育密度が4000個体/m2以上となる高密度飼育技術を確立するため、水産海洋技術センターと公社で共同開発したカゴ飼育法を用いて試験を行った。2)飼育試験は'00年7月4日から'01年2月5日にかけて、シェルター3種類と飼育密度4段階の組み合わせによる計12区を設定し、成長や生残について比較、検討を行った。3)公社における飼育では、二重底型シェルターを用い、給水量500l(12回転/日)、通気量170l/分、週2~3回の洗浄により、飼育密度5600個体/m2までであれば30mm種苗の安定的な量産が十分可能であることが証明された。4)給餌量については、高水温期となる7~9月には週2~3回の給餌を、成長期となる10~3月においては飽食量の8割量を週5回給餌することにより、安定した生産ができることが分かった。5)飼育密度(x)と日間生長量(y)との関係式y=-0.007x+102.780の利用により、必要な出荷数と出荷時期、出荷サイズにあわせた飼育密度の設定等、精度の高い計画生産が可能になるものと思われた。6)夏期における過度な給餌量抑制が10月以降の成長に影響を及ぼす可能性が示唆されたため、その影響について今後検討していく必要があると思われた。7)今後シェルターの改良や新たな開発を行っていく際には、稚貝の摂餌機会の増大を図ることが重要であると推察された。そのためには、稚貝が広くシェルターに付着すること、また餌がシェルター上面や内部、底面に広く分散可能な構造になることが必要であると推察された。また、稚貝の付着状況は光にも影響を受けることが示唆されたため、これについても十分に考慮していく必要があると思われた。
索引語飼育;密度;給餌;公社;出荷;個体;技術;生産;付着;福岡県
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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