カキ新品種‘早秋’

カキ新品種‘早秋’

レコードナンバー692312論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011205NACSIS書誌IDAA11651673
著者名山田 昌彦
山根 弘康
佐藤 明彦
岩波 宏
平川 信之
吉永 勝一
小澤 俊治
中島 育子
書誌名果樹研究所研究報告 = Bulletin of the National Institute of Fruit Tree Science
別誌名Bulletin of the NARO Institute of Fruit Tree Science
Bull. Natl. Inst. Fruit Tree Sci
果樹研報
発行元農業技術研究機構果樹研究所
巻号,ページ3号, p.53-65(2004-03)ISSN13473549
全文表示PDFファイル (150KB) 
抄録1. ‘早秋’は,果樹試験場安芸津支場において1988年に‘伊豆’に‘109-27’を交雑して得た実生から選抜された,極早生のpollination constantの甘ガキである。1996年より‘カキ安芸津13号’の系統名を付けてカキ第5回系統適応性検定試験に供試し,全国29ヶ所の国公立試験研究機関において特性を検討した。2000年10月に農林水産省育成農作物新品種命名登録規程に基づき,‘早秋’と命名,‘かき農林9号’として登録,公表された。また,2003年3月に種苗法に基づき登録番号第11,115号として品種登録された。2. 樹勢は中程度で,あまり強くない。樹姿は開張または開張と直立の中間である。雌花のみ着生し,雌花の発生程度は多い。生理落果は,早期落果がやや多いので,受粉樹の混植が必要である。後期落果はほとんど生じない。炭そ病にやや弱い。3. 果実収穫期は育成地では10月初めであり,‘西村早生’とほぼ同時期である。果実重は‘伊豆’なみであり,育成地では250g程度であった。果皮色は赤く,育成地では果頂部のカラーチャート値(富有用)は6.7であった。糖度は‘伊豆’と同程度で,育成地では平均15.3%であった。肉質は緻密で,果汁が多く,食味は良好である。へたすき果はほとんど発生しない。果頂裂果は,微小なもの以外はほとんと生じない。汚損果はやや発生するが,その要因は微小な条紋によるものが多かった。系統適応性検定試験では常温で平均12日間日持ちし,日持ち性は‘伊豆’より長く‘松本早生富有’より短かった。4. Pollination constantの甘ガキであり,夏秋期の温度の高い地方において完全に自然脱渋する。‘松本早生富有’,‘富有’,‘前川次郎’および‘次郎’栽培地域に適する。
索引語育成;早生;登録;カキ;系統;発生;落果;新品種;雌花;果実
引用文献数22
登録日2011年05月24日
収録データベースJASI, AGROLib

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