澱粉粘度安定性に優れるもち性小麦の突然変異に関わる遺伝子の変異特定と機能解明ならびに遺伝子マーカーの開発

澱粉粘度安定性に優れるもち性小麦の突然変異に関わる遺伝子の変異特定と機能解明ならびに遺伝子マーカーの開発

レコードナンバー692315論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002846NACSIS書誌IDAA11581884
著者名柳沢 貴司
書誌名作物研究所研究報告
別誌名Bulletin of the National Institute of Crop Science
作物研報
Bull. Natl. Inst. Crop Sci.
発行元農業技術研究機構作物研究所
巻号,ページ6号, p.1-18(2004-06)ISSN13468480
全文表示PDFファイル (695KB) 
抄録もち性突然変異系統谷系A6599-4(小麦中間母本農8号)とその原系統谷系6099(小麦中間母本農7号)のWx-D1タンパク質(GBSSI)をSDS-PAGE、ペプチドマッピングで解析し、それを基に遺伝子配列を決定した。成熟タンパク質のN末端から258番目のアミノ酸残基は原系統がアラニンなのに対して変異系統ではスレオニンに変化していた。倍加半数体系統やF5系統を用いてこの1塩基置換を検出するdCAPSマーカーを作製した。このマーカーで野生型、変異型、ヘテロを検出することが可能であり、変異型を示した後代系統はすべてもち性の個体であった。これらの結果により1塩基置換がもち性の原因であることが明らかとなった。このdCAPSマーカーはこの変異型アレルを選抜するのに有効である。この変異系統を畑および温室(15℃および20℃)で栽培して比較したところ、温室で栽培すると、見かけのアミロース含量が上昇した。Wx-D1タンパク質の発現量の増加が見られたことからWx-D1遺伝子がこのことに関わっていることが示唆された。またRVA(ラピッドビスコアナライザー)による粘度特性では最高粘度に達する時間が遅くなり、最高粘度を保持する時間が短くなるという特徴が見られた。また倍加半数体を用いた解析によりこの特性が遺伝することを示した。
索引語系統;変異;もち;性;遺伝子;マーカー;タンパク質;突然変異;母本;塩基
引用文献数45
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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