Vero毒素産生性大腸菌O121:H19が分離された子牛の急死例
Vero毒素産生性大腸菌O121:H19が分離された子牛の急死例
レコードナンバー | 692528 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00017300 | NACSIS書誌ID | AN00243779 |
著者名 | 川戸 彰弘 小川 賀雄 西本 清仁 | ||
書誌名 | 山口獣医学雑誌 | ||
別誌名 | The Yamaguchi journal of veterinary medicine | ||
発行元 | [出版者不明] | ||
巻号,ページ | 27号, p.33-36(2000-12) | ISSN | 03889335 |
全文表示 | PDFファイル (1069KB) | ||
抄録 | 管内肉用牛一貫経営農場において,平成11年5月21日、8日齢雄子牛1頭が下痢を呈して急死した.剖検所見で,第4胃の点状出血,盲腸・結腸の菲薄化や血様泥状内容物の貯留を認め,病理組織所見では,HE染色で結腸・回腸に絨毛の軽度萎縮,粘膜上皮細胞の剥離,小桿菌の付着を認め,カタル性腸炎と診断し,細胞検査で,回腸からのみVT2を産生しeaeA遺伝子を保有するVero毒素産生大腸菌O121:H19を1.8×10 5CFU/g,STを産生し線毛抗原陰性の毒素原性大腸菌O116:H18を3.0×10 5CFU/g分離した.EIA法で回腸内容物からのみロタウイルス抗原を検出した.免疫染色でO121の陽性反応を結腸・回腸で,ロタウイルスの陽性反応を結腸・回腸で認め,O116はすべて陰性であった.検査成績からVero毒素産生大腸菌O121:H19とロタウイルスの関与を推察し,同農場に定期消毒,飼養管理の徹底を指示した.以後,3回35検体の菌検索でも本菌は分離されず,発生も認められない. | ||
索引語 | 産生;毒素;性;子牛;農場;染色;検査;抗原;経営;日齢 | ||
引用文献数 | 2 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |