近赤外分光法による土壌化学成分含有量の推定
近赤外分光法による土壌化学成分含有量の推定
レコードナンバー | 700304 | 論文タイプ | 学術雑誌論文 |
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ALIS書誌ID | ZZ00007587 | NACSIS書誌ID | AN00168764 |
著者名 | 秋友 一郎 島村 真吾 | ||
書誌名 | 山口県畜産試験場研究報告 | ||
別誌名 | Bull. Yamaguchi. Live. Res. Inst. Bull. Zoo. Exp. Stn. Yamaguchi Jap. 山口県畜試研報 Bulletin of the Zootechnical Experiment Station, Prefecture of Yamaguchi, Japan | ||
発行元 | 山口県畜産試験場 | ||
巻号,ページ | 14号, p.111-117(1998-03) | ISSN | 02871262 |
全文表示 | PDFファイル (494KB) | ||
抄録 | 近赤外分光法による土壌化学成分の定量の可能性を検討するため、全炭素、全窒素、塩基置換容量。可給態りん酸、交換性石灰、交換性くど及び交換性加里についてそれぞれ検量線を作成した。全炭素と全窒素については、高い分析精度を要しない場合、定量し得る結果となった。塩基置換容量の推定精度は不十分であったが、土壌の保肥力の傾向を把握する程度なら利用可能と判断した。他の成分については、近赤外法への適用が検討された例が少なく、定量困難という報告もあるが、検量線用試料が、60点という少ない試料にもかかわらず相関係数0.7以上の比較的高い数値が得られたことから、実用化の可能性が示唆された。土壌を微粉砕すると、検量線の分散比が向上したことから、試料の粒度を小さくすることは検量線の精度向上に有効である。さらに、全炭素と全窒素においては、近赤外スペクトルを2次微分した後、重回帰分析に供することにより検量線の精度が向上した。重回帰分析に供した土壌試料は、正規分布か偏分布であり検量線作成に適していなかったため、多様なサンプルを適用するか、採材数を増加させる等、試料収集を改善することにより、検量線の精度向上が期待できた。 | ||
索引語 | 精度;近赤外;成分;炭素;窒素;性;土壌;分光;土壌化学;推定 | ||
引用文献数 | 6 | 登録日 | 2011年03月05日 |
収録データベース | JASI, AGROLib |