育苗培養土の理化学性が蛍光性Pseudomonasを接種したトウガラシ苗の生育に及ぼす影響

育苗培養土の理化学性が蛍光性Pseudomonasを接種したトウガラシ苗の生育に及ぼす影響

レコードナンバー700681論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20009168NACSIS書誌IDAA11480140
著者名森下 年起
薮野 佳寿郎
平田 滋
書誌名和歌山県農林水産総合技術センター研究報告
別誌名和歌山農林水技セ研報
Bull. Wakayama Res. Cent. Agri. Forest. Fish
発行元和歌山県農林水産総合技術センター
巻号,ページ5号, p.1-13(2004-03)ISSN13455028
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抄録トウガラシに生育促進効果を有するPseudomonas puida CA21RS株を用いて、育苗培養土の理化学性が菌を接種したトウガラシ苗の生育に及ぼす影響を明らかにするとともに育苗時における施肥・かん水方法について検討した。1.ピートモス:パーライトの混合培養土を育苗に用いる場合、7:3前後で混合するとトウガラシの生育が優れ、CA21RS株接種による生育促進効果が安定して発現する。2.ピートモス:パーライト容積比7:3混合培養土を育苗に用いる場合、pHを6.0前後にするとトウガラシの生育が優れ、CA21RS株接種による生育促進効果が安定して発現する。そのときの石灰資材添加量は、ピートモス(カナダ産、pH無矯正)1l当たり炭酸カルシウムで2-4g、消石灰で1-3gである。3.CA21RS株接種トウガラシの育苗にピートモス・パーライト混合培養土を用いる場合、液肥は、育苗前半が播種直前から500(N280ppm)-1000倍(140ppm)、育苗後半が200-500倍液の7日毎施用が適する。省力的な施肥体系として、播種前の液肥施用と被覆複合肥料(14-12-14、140日溶出タイプ)の1.5g/9cmポット表面施用の組み合わせが適し、CA21RS株接種の生育促進効果が安定して発現する。また、被覆肥料の種類では、被覆硝酸カルシウムを施用すると生育が優れ、CA21RS株接種による生育促進効果も認められる。4.ピートモス:パーライトの7:3容積比混合培養土を育苗に用いる場合、過湿や過乾燥を避け、培養土水分80%(pF1.3)を目標に潅水管理を行うとトウガラシの生育が優れ、CA21RS株接種による生育促進効果も発現する。5.菌株の栄養源としてベタインを0.5g/lを培養土へ添加すると、生育促進効果が安定し、根への菌定着量も増加したことから、ベタイン等の菌株栄養源の添加によりPGPR専用培養土の可能性が示唆された。6.各試験とも共通して、CA21RS菌株の生育促進効果発現とトウガラシ苗の生育が優れる場合が一致した。本菌株は、作物がなんらかのストレスを受け不健全となっている場合に回復させるのではなく、作物が健全に生育している場合にのみ、菌の根面定着に応答して生育促進効果が発現するものと考えられた。
索引語生育;育苗;促進;効果;トウガラシ;接種;発現;混合;施用;苗
引用文献数27
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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