めん羊および妊娠牛のミネラル栄養に及ぼすアルファルファからのカリウム多量摂取の影響

めん羊および妊娠牛のミネラル栄養に及ぼすアルファルファからのカリウム多量摂取の影響

レコードナンバー700814論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20004489NACSIS書誌IDAA11611599
著者名久米 新一
Toharmat T.
Ridla M.
野中 和久
大下 友子
中村 正斗
山田 豊
Ternouth J.H.
書誌名北海道農業研究センター研究報告 = Research bulletin of the National Agricultural Research Center for Hokkaido Region
別誌名Research bulletin of the NARO Hokkaido Agricultural Research Center
Res. Bull. Natl. Agric. Res. Cent. for Hokkaido Reg
北海道農研研報
発行元北海道農業研究センター
巻号,ページ181号, p.1-14(2004-07)ISSN13478117
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抄録めん羊15頭を用いて、アルファルファの自由摂取と摩砕処理がミネラル出納に及ぼす影響を調べた(試験1)。アルファルファサイレージ給与時のめん羊のカリウム吸収率は95~97%と非常に高かったが、血漿中のカリウム濃度はカリウム吸収量が増加しても上昇しなかった。カルシウムとリン吸収率は摂取量が増加すると低下したが、カリウム吸収率は高レベルであった。摩砕処理はめん羊のカルシウム、リンおよびマグネシウム吸収量を改善した。経産牛16頭を用いて、分娩前のアルファルファあるいはオーチャードグラスサイレージ主体給与(試験2)およびアルファルファとアルファルファ+トウモロコシサイレージ主体給与(試験3)が乳牛のミネラル栄養に及ぼす影響を調べた。分娩前の粗濃比は30:70とし、またアルファルファの給与比率は試験1では35%、試験2では20%に設定した。試験飼料のカリウム含量は1.49~2.30%の範囲内であった。試験2でアルファルファ給与牛2頭に乳熱が発生し、乳熱発生牛では分娩時に血漿中カルシウム、無機リンおよびハイドロキシプロリン濃度が急減した。しかし、血漿中副甲状腺ホルモン濃度は影響されなかったことから、副甲状腺ホルモンの働きを阻害されたことが乳熱発生の一因と思われた。試験3では、アルファルファ+トウモロコシサイレージ給与牛の血漿中グルコースと活性型ビタミンD濃度が高かった。以上の結果から、アルファルファを給与した反芻動物のカリウム吸収率は非常に高いが、妊娠牛にアルファルファとトウモロコシサイレージを組み合わせて給与すると乾物摂取量の増加とカリウム摂取量の低下により、妊娠牛のミネラル栄養が改善すると推察された。
索引語アルファルファ;カリウム;吸収;摂取;サイレージ;ミネラル;血漿;濃度;妊娠;栄養
引用文献数22
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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