異なる生育地におけるシチメンソウの生育環境

異なる生育地におけるシチメンソウの生育環境

レコードナンバー701027論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011531NACSIS書誌IDAA11863117
著者名野口 智子
堤 功一
田中 明
ほか1名
書誌名Coastal bioenvironment
発行元佐賀大学海浜台地生物環境研究センター
巻号,ページ3巻・ p.41-51(2004-07)ISSN13487175
全文表示PDFファイル (1331KB) 
抄録アカザ科に属するシチメンソウは、日本の有明海沿岸の干潟に自生する塩生植物である。この植物は、強い耐塩性を持っていると考えられることから、我々はその耐塩性機構の解明と耐塩性維持遺伝子群の導入による耐塩性作物の作出に向けて研究を行っている。シチメンソウの現在最も広い生育地は、佐賀県東与賀町の保護区であるが、種子が満潮時に運ばれて、沖あいの干潟部分及び東与賀町に流入する八田江川の中流域(A地点)にもみられる。本研究では、これら3地点のシチメンソウのクロロフィル含量や、各地点で採取した種子の発芽に及ぼす塩の影響、さらには、各地点の水、土壌、植物体の各種イオン含量の分析を行った。クロロフィル含量はA地点のシチメンソウで最も高く、一方、A地点のシチメンソウの種子の発芽は、塩によって抑制された。水、土壌及び植物体中のNa(+)含量はA地点が最も低かった。さらに、K(+)、PO4(3-)、NO(2-)、NO(3-)等のイオン含量について調査した。これらの検討によって、塩生植物であるシチメンソウが本来どのような生理・生態学的特徴を有していたのか?という問題に対する知見、さらには、耐塩性機構の発達に関する分子生態学的検討を行うための知見を得ることができた。
索引語耐塩性;生育;植物;種子;干潟;機構;研究;クロロフィル;発芽;水
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat