霧ケ峰草原におけるC3とC4植物の分布および標高に伴う植物と土壌の炭素安定同位体比の変化

霧ケ峰草原におけるC3とC4植物の分布および標高に伴う植物と土壌の炭素安定同位体比の変化

レコードナンバー701038論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014871NACSIS書誌IDAN00194108
著者名西村 格
曽我 有紀子
莫 文紅
ほか2名
書誌名日本草地学会誌
別誌名日本草地学会誌
Japanese journal of grassland science
Glassland science
Journal of Japanese Society of Grassland Sciences
Journal of Japanese Society of Grassland Science
発行元日本草地学会
巻号,ページ50巻・ 3号, p.243-254(2004-08)ISSN04475933
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抄録本研究はC3とC4イネ科草本の構成割合の標高に伴う分布と温度要因との対応関係を明らかにすることを目的とし、霧ヶ峰草原(1500-1920m)におけるC3とC4植物の標高分布パターンと温度・地形・土壌炭素および窒素含有量など環境要因との関係解析を行った。その結果、構成割合は標高が高くなるにつれてC4優占からC3優占へと変化することが明らかとなった。さらに、C3とC4植物の移行帯では、春から夏にかけてC3優占からC4優占に変化することから、温度上昇にともなって構成割合が変化することも明らかになった。そして標高に伴う構成割合の変化と環境要因との関係解析の結果、温度関連因子と有意な相関関係が得られたが、その他の環境要因については有意な相関が得られなかった。このことからC3とC4イネ科草本の構成割合の標高に伴う分布の違いは温度が第一の要因であると考えられる。また、標高に伴う現存植生の炭素安定同位体比(δ13C)および土壌炭素安定同位体比の変化から霧ヶ峰草原における過去のC3とC4植物の標高に伴う構成割合の変化は現在と異なり、C4植物が現在よりも高標高まで分布していたことが示唆された。
索引語標高;分布;温度;炭素;C4植物;霧;草原;土壌;環境要因;イネ科
引用文献数40
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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