C57BL/6マウス心臓の新生子期形態形成における細胞増殖とアポトーシスの意義

C57BL/6マウス心臓の新生子期形態形成における細胞増殖とアポトーシスの意義

レコードナンバー701473論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00011639NACSIS書誌IDAN10192925
著者名高橋 希実
嶋田 伸明
町田 登
書誌名動物の循環器 = Advances in animal cardiology
発行元獣医循環器研究会
巻号,ページ37巻・ 1号, p.14-21(2004)ISSN09106537
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抄録マウス心臓の新生子期形態形成にかかわる因子について検討する目的で、生後1、3、5、8、12、14、21および28日のC57BL/6マウス(各日齢3匹ずつ)の心臓を用いて、形態計測ならびに細胞増殖とアポトーシスに関する免疫組織化学的検索を実施した。5-Bromo-2'-deoxyuridine(BrdU)の取り込みを指標とした心筋におけるDNA合成は、生後5日までは頻繁に観察されたが(増殖相)、8日には急激に減少し、21日以降はほとんど認められなくなった。この間、左右心室のBrdU陽性細胞核数に差はみられず、両心室における細胞増殖速度とその終了時期はおおむね一致していた。心筋細胞の肥大については心室壁単位面積当たりの総細胞核数の推移を指標に検討したが、増殖相と同様、両心室間に差は認められなかった。以上の結果から、C57BL/6マウス新生子期における心筋細胞の増殖・肥大態度は左右の心室でおおむね一致していることが明らかになった。一方、アポトーシスの発生は左心室、右心室とも生後3日をピークに増加したが、5-12日に急速に減少し、12日以降はほとんど認められなくなった。また、両心室間でアポトーシスの発生頻度に差はみられなかった。さらに、左心室/右心室壁面積比が出生時からほぼ一定していたことから、C57BL/6マウスの心臓は出生時すでに左心室優位の形態を獲得しており、これまでにラット新生子で提唱されているアポトーシスによる左心室優位性の獲得はC57BL/6マウスでは確認されなかった。
索引語マウス;増殖;細胞;形態;形成;指標;細胞核;肥大;面積;発生
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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