ウンシュウミカン園におけるバヒアグラス根内のユーパリチン含量とアーバスキュラー菌根菌の発達との関係

ウンシュウミカン園におけるバヒアグラス根内のユーパリチン含量とアーバスキュラー菌根菌の発達との関係

レコードナンバー702062論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015006NACSIS書誌IDAN00025257
著者名石井 孝昭
松本 勲
Cruz A.F.
ほか1名
書誌名園藝學會雜誌
別誌名園芸学会雑誌
Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
発行元園藝學會
巻号,ページ73巻・ 6号, p.529-533(2004-11)ISSN00137626
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抄録バヒアグラス草生のウンシュウミカン園において、アーバスキュラー菌根(AM)菌生長促進物質の一つであるユーパリチン含量と菌根菌の発達との関連について調査した。菌根形成や土壌中のAM菌の胞子数を調査するため、ウンシュウミカンおよびバヒアグラスの根、ならびに土壌を1ヶ月に1回採取した。またユーパリチン含量を分析するため、バヒアグラス根も毎月採取し、冷蔵庫に保存した。ユーパリチンはフラッシュクロマトグラフィー、ゲルろ過および高速液体クロマトグラフィーで単離・精製し、ユーパリチン標準液を用いて定量した。その結果、バヒアグラスおよびウンシュウミカンの菌根感染率は夏季において最も高く(約80%)、10月から感染率は低下した。土壌中の胞子数は3月から増加し始め、6月に最大胞子数(土壌25g中約800個)となった後、低下した。バヒアグラス根内のユーパリチン含量は5月から11月の期間において高く、特に5月および7月の高まりは顕著であった。根内のユーパリチン含量とウンシュウミカンの菌根感染率との間には明らかな相関がみられなかったが、バヒアグラスの菌根感染率や土壌中の胞子数との間には有意な相関が認められた。このことは、土壌におけるAM菌生長促進物質含量と菌根菌の発達との間には密接な相互関係が存在することを示唆している。
索引語菌根;土壌;ウンシュウミカン;根;胞子;感染;生長促進;物質;クロマトグラフィー;相関
引用文献数20
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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