好熱細菌製コンポストがヒメコウライシバの生育と土壌からの肥料養分漏出に及ぼす影響

好熱細菌製コンポストがヒメコウライシバの生育と土壌からの肥料養分漏出に及ぼす影響

レコードナンバー702681論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20002773NACSIS書誌IDAA11577672
著者名日高 史子
井上 眞理
Phan T.
ほか3名
書誌名九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
別誌名Science bulletin of the Faculty of Agriculture, Kyushu University
発行元九州大学大学院農学研究院
巻号,ページ59巻・ 1号, p.1-8(2004-02)ISSN13470159
全文表示PDFファイル (621KB) 
抄録循環型社会の形成が急務となっている現在、有機廃棄物の堆肥化はごみの減量化、資源のリサイクル化において、最も有効な方法の1つである。また日本各地で進んでいる地下水汚染は化学肥料の大量施肥や堆肥化されていない家畜糞尿が原因であることから、それらの防止効果も期待できる。近年、従来のものを上回る熱を発する好熱細菌が見いだされ、注目されている。本研究では、発見された好熱細菌を用いて製成されたコンポストがヒメコウライシバの生育と肥料養分漏出に及ぼす影響を化学肥料と比較し、明らかにすることを目的とし、実験を行い、以下のような結果を得た。1.耕水中の総N量、総K量において、コンポスト区は化学肥料区の1/4以下の漏出量を示した。2. コンポストを土壌表面に施肥した区、及びペレット化して施した区では、さらに排水中への漏出量は小さくなり、無施肥区と比較しても差は見られなかった。また、地上部成長量においても、土壌と攪拌して施した区よりもやや高い傾向にあり、茎数も多かったため、簡易で効率的な表面施肥法は芝生の維持、生育においても有効であると考えられた。3.化学肥料区とコンポスト区を比較した場合、地上部成長量には差が認められるものの、コンポスト区の生育も良好であり、コンポストの表面施肥区では茎数に有意差はなかった。地下部重においてはコンポスト区が化学肥料区を上回っていた。以上のように、芝生に関しては、刈取り回数が多くならないように、地上部伸長量の抑制が望ましいが、この視点からも、コンポスト区における芝生としての利用は有効であるといえよう。
索引語コンポスト;化学肥料;施肥;熱;生育;細菌;土壌;表面;芝生;肥料
引用文献数5
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat