土壌タイプによるテンサイ根系分布の違いが葉の萎れと収量性に及ぼす影響

土壌タイプによるテンサイ根系分布の違いが葉の萎れと収量性に及ぼす影響

レコードナンバー702884論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名林 茂樹
伊藤 博武
吉田 穂積
ほか2名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ75巻・ 6号, p.659-666(2004-12)ISSN00290610
全文表示PDFファイル (872KB) 
抄録網走市において、土壌タイプ間でテンサイ収量性の格差が生じる要因を明らかにするため、各土壌タイプでの根系の深さ(RDI;Roo Deph Index)の違いが葉の萎れおよび収量性に及ぼす影響について検討した。1)淡色黒ボク土では容積重が低く通気性が良好なうえに膨軟であったため、根系が最も深かった(RDI=39.6cm)。それに対し褐色森林土では心土の物理性が不良であったため根系が浅かった(RDI=21.8cm)。多腐植質黒ボク土では心土の通気性が悪く、根系の深さは両土壌タイプの中間であった(RDI=29.9cm)。2)水ストレスによって引き起こされるテンサイの萎れについてみると、淡色黒ボク土では蒸散要求量が高い条件下でもほとんど萎れが観察されなかった。それに対し、多腐植質黒ボク土では中-強度の萎れが観察され、褐色森林土では強度の萎れが観察された。すなわち、根系が浅い土壌タイプほど萎れの程度が大きかった。3)テンサイの根収は淡色黒ボク土が最も高く、多腐植質黒ボク土、褐色森林土の順に低くなる傾向にあった。RDIとテンサイ根収との間には0.1%水準(r=0.634)で有意な正の相関が認められた。以上より、土壌物理性に対応したテンサイの根系の深さが萎れの発生や収量性に大きく影響しており、土壌タイプ間での根系の深さの違いが収量性の格差を生む一要因であると推察された。
索引語性;根系;土壌;テンサイ;黒ボク土;収量;森林;土;腐植;葉
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

論文アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat