水耕栽培条件下でのチャにおけるアミノ酸吸収

水耕栽培条件下でのチャにおけるアミノ酸吸収

レコードナンバー702887論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名森田 明雄
田中 辰明
原野 雅子
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ75巻・ 6号, p.679-684(2004-12)ISSN00290610
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抄録チャ(Camellia sinensis L.)を15Nと13Cの両方で標識したアミノ酸(AA区)または15Nで標識した硫酸アンモニウム(AS区)のみをN源として含む培養液で水耕栽培し、チャによるアミノ酸吸収について検討した。アミノ酸としては、それぞれ15Nと13Cの両方で標識したグルタミン酸、グリシン、アラニン、リジン、アスパラギン酸を混合したものを用いた。アミノ酸由来のNの吸収は、根では処理1日目に、新芽と成葉では処理2日目に認められ、アミノ酸が培地に存在すれば積極的に吸収されることを示した。また、処理2日目までのAA区のN吸収量は施用N量の約1/2に達し、AS区を大きく上回った。特に、処理2日目までの新芽のN吸収量を比較すると、AA区の値はAS区の10倍以上と高かった。これらの結果は、アミノ酸は、チャにとって有効なN源であり、肥料としても高い効果が期待できることを示唆した。一方、植物体に吸収されたアミノ酸由来のC量は施用量のわずか1/10程度で、根のみに検出されただけであった。また、AA区の植物体と培養液のアミノ酸由来のN/C比をみると、処理開始時の培養液のN/C比(0.374)と処理1日目の植物体の吸収N/C比(0.386)はほぼ等しく、培養液のN/C比が植物体の吸収N/C比に反映していた。以上のことから、チャはアミノ酸をその形態のままで吸収し、吸収後は、Nを地上部に迅速に転流するのに対して、Cを根の呼吸基質として利用し、炭酸ガスとして放出している可能性が示唆された。
索引語吸収;アミノ酸;処理;目;培養;植物体;標識;根;施用;条件
引用文献数30
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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