2003年に八代海で発生したChattonella antiquaの発生状況の検討

2003年に八代海で発生したChattonella antiquaの発生状況の検討

レコードナンバー703034論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012369NACSIS書誌IDAN10385146
著者名黒木 善之
吉村 直晃
吉田 雄一
小山 長久
書誌名熊本県水産研究センター研究報告
別誌名Kumamoto ken suisan kenkyu senta hokoku
Report of Kumamato prifectural fisheries research center
発行元熊本県水産研究センター
巻号,ページ6号, p.59-68(2004-03)ISSN09181210
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抄録1.シャットネラは、2003年6月30日に天草郡御所浦島周辺海域及び宮野河内湾で本県の警報細胞数を超えた後、大矢野島周辺の八代海湾奥部から牛深市沖にかけて広範囲で確認及び赤潮化した後、7月28日まで確認された。その後、9月10日に天草郡御所浦島周辺海域でシャットネラが本県の警報細胞数を超え、天草上島東側から天草下島東側の広い範囲で赤潮化した後、9月19日に終息が確認された。2.2003年の気象・海況はシャットネラが八代海全域で比較的低密度に発生した2002年に比べ、6月-8月にかけて気温が約1℃低め、降水量が約2倍であったことから、現場海域では水温が低めで水温上昇も比較的緩やかに推移し、塩分は10m以浅の層で比較的長期間低めに推移した。3.2002年に比べ、2003年は、6月から8月にかけて水温が低めに安定し、低塩分の海況が長期間形成され、過去の発生で八代海の湾奥部から中部を中心とした海域の底泥に蓄積されたシストが発芽した後、遊泳細胞が生残、増殖に適していたと考えられる。4.今後の対応。・シャットネラのシストが多いと報告された八代海湾奥部から中部海域を中心に鉛直的なプランクトンモニタリングを実施すると共に、広い範囲で水平的な分布についてもモニタリングする必要がある。・今回検討した水質、気象データに加え、風、潮流及び潮汐についてのデータも検討することで、濃密化及び終息・消失した要因についても検討する必要がある。
索引語海域;発生;水温;細胞数;赤潮;気象;塩分;モニタリング;データ;密度
引用文献数6
登録日2011年12月19日
収録データベースJASI, AGROLib

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