愛知県内で流通する生食用カキからのノロウイルスの検出成績

愛知県内で流通する生食用カキからのノロウイルスの検出成績

レコードナンバー703529論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012516NACSIS書誌IDAN00267857
著者名小林 慎一
平松 礼司
松井 博範
榮 賢司
書誌名愛知県衛生研究所報
別誌名The Reports of the Aichi Institute of Public Health
Report of Aichi Prefectural Institute of Public Health
愛衞所報
Rep. Aichi Inst. Public Health
愛知衞所報
発行元[愛知県衛生研究所]
巻号,ページ53号, p.15-20(2003-03)ISSN05157803
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抄録ノロウイルス(NV)は…行政用語として小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれているが、その主体となるノーウォークウイルスは2002年の国際ウイルス学会でノロウイルスと呼ぶことに決定された…生カキの喫食を原因とする食中毒事件の主要な原因ウイルスである。NVは培養不能なウイルスであることや食品中のウイルス汚染量が低いことなどから、NVを原因食品から分離することやウイルス粒子として確認することは不可能であった。しかし近年、NVの遺伝子構造の解明により高感度にNVを検出できるreversetranscription-polymerase chain reaction(RT-PCR)が開発されてきた。そこで我々は、市場に流通する生食用カキのNV汚染状況をRT-PCRを用いて調査した。NVは94検体のうちの25検体(26.6%)から検出されたが、これらのカキはその全てが細菌学的規格基準には適合していた。今回の結果から、細菌学的汚染指標とウイルス汚染との間に相関関係を認めることはできなかった。また、PCR増幅産物の遺伝子解析の結果、カキから検出されたNVはチバ株、デザートシールド株、ハワイ株、メキシコ株、およびスノーマウンテン株に分類され、カキが多様な遺伝子型のNVで汚染されていることが明らかとなった。今後、ウイルス汚染を反映する指標を確立するためにはNVの定量的検出が必要と考えられた。
索引語ウイルス;カキ;汚染;検出;PCR;食品;遺伝子;指標;愛知県;行政
引用文献数7
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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