庄内川感潮部における底泥の巻き上げと移流について

庄内川感潮部における底泥の巻き上げと移流について

レコードナンバー710032論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20005122NACSIS書誌IDAN00007222
著者名古田 正次
大塚 治子
山本 甫
ほか1名
書誌名愛知県公害調査センター所報
別誌名Bulletin of Aichi Environmental Research Center
発行元[愛知県公害調査センター]
巻号,ページ9号, p.55-62(1981-12)ISSN
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抄録都市河川感潮部における,潮汐流による底泥の巻き上げについて検討した。庄内川河口から3.8km上流の定点において水位,流向,流速,濁度,塩素イオン量等の鉛直分布の推移を一潮時の間,連続観測した。底泥の巻き上げは,淡潮水成層流及び流れの鉛直シアが水位の低下とともに崩れ,上下層間が強混合状態となったとき観測され,次いで低低潮面の直後の,強混合状態の急激な逆流時に再度観測された。底泥巻き上げ時の,河床面に働く掃流力το/ρは0.4~2.0cm2/sec2と推定された。河川水海水ともに濁度は20ppm以下であったものが巻き上げ時には200ppm以上を記録した。各深度の一潮時中に移流する懸濁物質総量を比較すると,上層では海方向への移流が陸方向への移流を上まわり,下層では潮汐往復流の底泥巻き上げ量の差を反映して陸方向(上流向)の移流量が上まわっていた。各季節,大潮,小潮等において繰り返し観測した結果も同様の傾向を示し,庄内川感潮部においては多量に堆積している底泥(粘性土)の,潮汐流による巻き上げも水質の悪化の大きな一因となっていることが明らかとなった。
索引語潮汐;河川;水位;濁度;混合;都市;河口;流速;塩素;イオン
引用文献数8
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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