成熟後に精巣重量の増加と不妊を伴う先天性甲状腺機能低下症rdwラットの発達期のホルモン相について

成熟後に精巣重量の増加と不妊を伴う先天性甲状腺機能低下症rdwラットの発達期のホルモン相について

レコードナンバー710352論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00014744NACSIS書誌IDAA10936678
著者名梅津 元昭
利部 聰
江 金益
ほか2名
書誌名The Journal of reproduction and development
発行元Japanese Society of Animal Reproduction
巻号,ページ50巻・ 6号, p.675-684(2004-12)ISSN09168818
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抄録先天的甲状腺機能低下症ミュータントの雄のrdwラットは成熟後に不妊と小人症を伴った肥大した精巣をもつ。rdwラットが成熟後肥大した精巣をもつ機構を知るために、我々は成長段階で、1.血中ホルモンとしてチロキシン(4)、FSH、LH、テストステロンの値、2.3週齢(W)から成熟後の4処理(rdw+4)による妊孕性の回復の有無、3.rdw+4のホルモン相への影響を同週齢の正常な(N)ラットと比較した。rdwラットの精巣重量は、発達段階では低かったが、19wでNラットのものより有意に大きいことが確認され、1.rdwラットの血清4値は、Nラットのそれより著しく低いものの、19wまで着実に増加を続けた。rdwラットの血清FSH値はすべての週齢でNラットのそれらより低く、血清LHも値も各週齢で差がなかった。2.rdw+4ラットの精巣重量は成長の回復を伴い、13wでNラットのものより有意に高く、19wではrdwラットの肥大した精巣より大きかった。これらを16w後に発情前期の雌と交配したとき、全ての雌が妊娠し正常な数の産子を分娩した。3.rdw+4ラットの血中4とFSH値は、成熟rdwラットより有意に高かったが、Nラットのそれらと同様であった。これらの結果から、rdwラットでは低レベルの循環甲状腺ホルモン(H)でさえそれらの精巣、おそらくセルトリ細胞の発達を刺激し、その結果、成熟後の不妊を伴った肥大した精巣をもたらすこと、そして、未成熟期からの十分な循環Hレベルは、おそらく、成熟後に向けて増加するFSHに仲介された作用を通じて、交尾能を回復するのに重要な役割を果たしていることが示唆された。
索引語ラット;精巣;成熟;不妊;ホルモン;血清;甲状腺;機能;齢;雌
引用文献数43
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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