根系の発達に及ぼす土壌溶液のアルミニウム種の影響

根系の発達に及ぼす土壌溶液のアルミニウム種の影響

レコードナンバー710854論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ20011749NACSIS書誌IDAN00195767
著者名加藤 秀正
平井 英明
星野 幸一
ほか1名
書誌名日本土壌肥料學雜誌 = Journal of the science of soil and manure, Japan
別誌名日本土壌肥料學雜誌 : 土壌・肥料・植物栄養
Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition
日本土壌肥料学雑誌
発行元日本土壌肥料學會
巻号,ページ76巻・ 1号, p.1-8(2005-02)ISSN00290610
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抄録土壌溶液のアルミニウム種とその濃度が植物の根圏環境の形成にどのような影響を及ぼすかを調べ、以下の結果を得た。1)土壌溶液におけるAl3+主成分域のpHとpAl’はいずれもほぼ4.5以下であった。2)Al6(OH)15(3+)主成分域はpHが4.5-6を示す土壌溶液のAl’高濃度側に分布した。3)Al6(OH)15(3+)主成分域pHにおけるAl’低濃度側には単独で50%を上回るアルミニウム種が存在しない領域が存在した。4)Al(OH)2+主成分域はpHが5以上で、かつpAl’が5.5付近以上に存在すると予想された。5)水耕と異なり土耕では根系の観察が困難であることから、幼植物の根が把握した土壌量が根系の発達程度の良好な指標となる可能性を示した。6)コムギの根による土壌の把握量が制限されるのは第1にAl3+主成分域であり、次がAl6(OH)15(3+)主成分域のうち、土壌溶液のpHが4.5-5.5付近で、かつAl’が4-5とみなされた。7)Al6(OH)15(3+)主成分域であっても、pHが5.5付近以上では根の土壌把握量への影響は小さい。これはAl’値が10-5molL-1(0.27mgL-1)以下になるためであろう。8)土壌溶液の酸性アルミニウムが中和されるに伴い、根の伸長→根毛の発達・拡大→根による土壌把握量の増大へと進み、根圏における根と土壌間に連続性が保たれる結果、養水分の移動・拡散に好都合な環境が整っていくものと判断された。
索引語土壌溶液;pH;根;土壌;アルミニウム;根系;種;が;濃度;植物
引用文献数23
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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