マグネシウムイオンの麻酔作用を用いたスルメイカおよびヤリイカの活イカ輸送

マグネシウムイオンの麻酔作用を用いたスルメイカおよびヤリイカの活イカ輸送

レコードナンバー711258論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00012698NACSIS書誌IDAN10543189
著者名舩津 保浩
川崎 賢一
臼井 一茂
仲手川 恒
阿部 宏喜
金地 宏和
書誌名富山県食品研究所研究報告 = Bulletin of Toyama Food Research Institute
別誌名富山食研研報
Bull. Toyama Food Res. Inst.
発行元富山県食品研究所
巻号,ページ5号, p.47-55(2004-12)ISSN09196730
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抄録硫酸マグネシウムを含む海水中にスルメイカまたはヤリイカを入れて麻酔処理し、ガスバリア性の高い袋に同海水と試料1匹を入れ、酸素封入後、低温下で活イカ輸送を行った結果、下記のことが明らかとなった。1.輸送後(試料を梱包して三浦市から紋別市までトラックで輸送した後、約40時間後)、いずれの試料も墨を吐き、体は硬直し、腕、鰭、漏斗の動きは見られなかったが、20および30mM MgSO4海水の試料では、海水に戻した際に腕の動きと色素胞の拡大・収縮が観察された。2.刺身としての官能評価では、輸送前の試料に比べ、輸送約40時間後の刺身は透明感や歯ごたえはやや劣るが、20mM MgSO4海水試料では、他の試料にくらべ、透明感や歯ごたえがやや良かった。3.海水のみ試料では、対照(生簀から取り出した直後の試料)に比べAP量とアルギニンリン酸量の急激な減少、オクトピン量の急激な増加が見られたが、20mM MgSO4海水試料では、それらの増減が緩やかであった。4.いずれの試料でも海水中のアンモニア態窒素濃度は上昇したが、20mM MgSO4海水試料では、他の試料に比べて低い傾向がみられた。5.輸送前後で肉質を比べてみると、スルメイカよりヤリイカが品質を良好に保っていることから、本研究でのマグネシウムイオンを利用した活イカ輸送は、スルメイカよりもヤリイカの方が適していると考えられた。
索引語海水;輸送;スルメイカ;マグネシウム;イオン;麻酔;作用;硫酸;ガス;性
引用文献数24
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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