イネいもち病抵抗性遺伝子Pik-mに対応する非病原性遺伝子の同定

イネいもち病抵抗性遺伝子Pik-mに対応する非病原性遺伝子の同定

レコードナンバー711978論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00015097NACSIS書誌IDAN0009670X
著者名安田 伸子
岩野 正敬
羅朝喜
ほか3名
書誌名佐賀大学農学部彙報
別誌名Bulletin of the Faculty of Agriculture, Saga University
発行元佐賀大学農学部
巻号,ページ90号, p.15-21(2005-01)ISSN05812801
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抄録イネいもち病抵抗性遺伝子Pik-mに対応する非病原性遺伝子を同定するため、交配親菌株84R-62Bおよび標準菌株Ken54-20のイネF3系統に対する病原性反応を比較した。イネ農林3号(+)とツユアケ(Pik-m)のF3系統(187系統)に対する交配親菌株84R-62Bの反応が、既知の非病原性遺伝子を有する標準菌株Ken54-20のそれと同じであるか否かによって、交配親菌株の非病原性遺伝子を同定しようとするものである。両菌株のイネF3系統に対する病原性反応は187系統のいずれにおいても例外なく一致した。これは84R-62BとKen54-20が共に同じ非病原性遺伝子を有することを意味している。ツユアケとKen54-20間の非病原性は、抵抗性遺伝子Pik-mと非病原性遺伝子AvrPik-mとの相互作用によると考えられるので、ツユアケに対する84R-62Bの非病原性遺伝子はAvrPik-mと同定された。交配子孫菌株のツユアケに対する病原性反応(非病原性:病原性)の分離比は72:43で、1遺伝子支配あるいは2遺伝子支配の場合に想定される分離比1:1あるいは3:1のどちらにも適合しなかった。一方、菌株84R-62Bに対するイネF3系統(187系統)の抵抗性反応は1:2:1の分離比に適合した。これはツユアケのいもち病抵抗性には1つの抵抗性遺伝子が関与していることを意味している。2つの抵抗性遺伝子Pik-mおよびPikとそれに対応する非病原性遺伝子との特殊な相互関係について議論した。
索引語遺伝子;病原性;抵抗性;系統;イネ;反応;同定;交配;いもち病;分離
引用文献数15
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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