絶滅危惧種ハツシマラン(ラン科)の発生習性

絶滅危惧種ハツシマラン(ラン科)の発生習性

レコードナンバー712264論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00020532NACSIS書誌IDAN10592752
論文副題1999年と2004年の調査結果から
著者名馬田 英隆
松野 嘉昭
松元 正美
前田 利盛
書誌名鹿児島大学農学部演習林研究報告 = Research bulletin of the Kagoshima University forests
別誌名Res. bull. Kagoshima Univ. For.
鹿大演研報
演習林研究報告
発行元鹿児島大学農学部演習林
巻号,ページ32号, p.27-33(2005-03)ISSN13449362
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抄録我が国のレッドデータブックで絶滅危惧IA類(CR)に分類されているハツシマラン(ラン科)の発生習性を1999年と2004年に調べ、次のような成果を得た。1.調査地の総個体数は5年間で40%激減し、減少の主要因として自然遷移もしくは産地極限が考えられた。2.コロニーは1999年と2004年においても形成されていた。1999年と2004年のコロニーの中心域は約3.5mの距離があった。本種の根や根茎が1年間に70cmも伸びることは考えられないので、2コロニーはその発生源が異なるものであると判断された。コロニーは不連続的にしかもダイナミックに移動したものと考えられた。3.1999年のコロニーは2004年には消滅していた。しかも、コロニー内には1本を除けば新しい発生個体は見られなかった。4.地下にある茎の下部には根以外に珊瑚状の根茎を形成することが明らかになった。菌毬は根と根茎の皮層細胞内に観察され、根茎が菌根共生の主要な器官であることが示唆された。5.本種は種子以外にも根茎によっても繁殖することが明らかになった。6.着葉数は1-7枚で、平均4枚であった。茎長は葉の枚数の増加と共に長くなり、平均3.2±1.3cmであった。また、花序は葉の枚数が4-5枚以上の個体に見られた。7.ハツシマランの地上部の寿命は5年以下であると考えられた。
索引語コロニー;種;発生;個体;根;葉;ラン科;茎;データ;調査
引用文献数6
登録日2011年06月20日
収録データベースJASI, AGROLib

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