コムギのタンパク質含量適正化のための全量基肥施用技術

コムギのタンパク質含量適正化のための全量基肥施用技術

レコードナンバー712328論文タイプ学術雑誌論文
ALIS書誌IDZZ00013985NACSIS書誌IDAN00381852
著者名武井 真理
池田 彰弘
書誌名愛知県農業総合試験場研究報告 = Research bulletin of the Aichi-ken Agricultural Research Center
別誌名Research bulletin of the Aichi Agricultural Research Center
発行元愛知県農業総合試験場
巻号,ページ36号, p.1-6(2004-12)ISSN03887995
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抄録愛知県における品種「農林61号」を主体としたコムギ栽培について、肥培管理の省力化、収量の安定化並びに精麦タンパク質含量の向上を目的として、コムギの全量基肥施用技術を検討した。供試した配合肥料には、初期生育確保のために速効性窒素とリニア型30日タイプ被覆尿素(LP30)を、また収量安定、タンパク質向上のためにシグモイド型30日タイプ被覆尿素(U30)をそれぞれ等しい窒素量で混合した。LP30は、施用直後より溶出を開始し、低温期の分げつ期にも順調に窒素供給を行い茎数確保に有効であった。さらに、出穂期以降も20%程度の溶出がみられ栽培期間を通じて溶出が継続した。一方、U30は低温期にはほとんど溶出せず、2月中旬から3月上旬に溶出を開始し出穂期までに60%が溶出した。成熟期での残存量は5%程度であり、概ね期待した溶出パターンを示した。供試配合肥料による全量基肥栽培は慣行分施栽培と同等以上の生育量及び収量が確保された。また、全量基肥区の精麦タンパク質含有率は、分施区に比較して、0.2-0.6%程度上昇し、適正とされる9.5-10.5%の範囲に収まった。以上から、全量基肥施用技術の適用により、省力性を損なうことなく慣行分施と同等の収量が確保でき、精麦タンパク質含量を慣行分施栽培よりも向上させることが可能と判断した。
索引語タンパク質;栽培;施用;収量;コムギ;技術;窒素;生育;被覆;尿素
引用文献数10
登録日2011年03月05日
収録データベースJASI, AGROLib

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